クロアチア代表
戦力値ランキング:7位(82)
戦力値:攻撃19/守備21/選手層19/勝負強さ23
監督:ズラトコ・ダリッチ
FIFAランキング:12位
▽今大会成績
第1節:対モロッコ(△0-0)
第2節:対カナダ(〇4-1)
第3節:対ベルギー(△0-0)
ラウンド16:対日本(△1-1 PK:3-1)※記録上引き分け
延長戦を含めた120分で決着がつかなかったラウンド16・日本代表戦は引き分け扱いとなるため、クロアチア代表は1勝3分という成績でベスト8に名を連ねたことになる。グループリーグでも2試合はスコアレスドロー。余裕をもって勝ったのはカナダ代表戦だけだが、そのしぶとさこそが最大の武器でもある。
クロアチア代表はここまでほとんどメンバーをいじっていない。日本代表戦を体調不良のため欠場したボルナ・ソサと前線1枚以外の9人は固定されている。システムもここまで4-3-3で戦ってきた。
相手の出方に応じて柔軟に戦い方を変えてくる。ルカ・モドリッチ、マテオ・コバチッチ、マルセロ・ブロゾビッチの中盤トライアングルは変幻自在で、絶妙なタイミングでポジションチェンジを繰り返す。この3人が三角形になることもあれば、モドリッチがFWのような高い位置を取って4-4-2のような形でブロックを形成することもある。ピッチ上の指揮官モドリッチとその補佐官2人が試合の流れをコントロールしている。
前線では熟練の技を持つイバン・ペリシッチ、最終ラインではこの大会でさらに評価を上げるセンターバックのヨシュコ・グバルディオルなどがキープレーヤーになる。メンバー固定による疲労が懸念されるが、延長戦3試合を戦い抜いて決勝に進んだ前回大会を見ると、ペースダウンすることなく勝ち進む可能性も考えられる。