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カタールW杯最高のストライカーは誰だ? サッカー選手CF能力値ランキング1~10位

シリーズ:カタールワールドカップ能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

2位:キリアン・エムバペ(フランス代表/パリ・サンジェルマン)


【写真:Getty Images】


生年月日:1998年12月20日
市場価値:1億6000万ユーロ(約192億円)
22/23リーグ戦成績:14試合12得点2アシスト
フランス代表通算成績:61試合31得点22アシスト

 母国フランスのACモナコで頭角を現し、トップチーム在籍2年目の16/17シーズンにはリーグアン優勝やUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ベスト4進出など、チーム躍動の原動力となった。その活躍が認められ、2018年夏に移籍金1億8000万ユーロ(約216億円)でパリ・サンジェルマン(PSG)へと完全移籍を果たす。期待に応えるかのように、加入後の初シーズンに公式戦43試合39得点17アシストと脅威の数字を記録。その勢いは止まることを知らず、現在も依然として世界トップクラスの選手の1人として活躍し続けている。

 エムバペの代名詞はやはり「97」を記録した「スピード」。静止した状態からトップスピードに入るまでが非常に速く、一度「スピード」に乗ってしまえば止めるのは困難。足元の技術にも優れているため、ただボールを大きく蹴り出して速度勝負するFWとは異なり、緩急や細かい足技で相手を翻弄し、チャンスを演出する。相手最終ラインの裏への抜け出しも得意としているため、ボールを持っていない時でも違いを生み出すことができる。
 
 エムバペが多数のドリブラーと一線を画す点は得点力の高さ。23歳と思えないほどゴール前では冷静で、高精度のシュートでGKの手の届かない所に流し込む。パワーのあるシュートやGKの頭上を越すループシュートなど、シュートの種類も幅広く、難しい姿勢からでもシーンに合った選択肢を巧みに使い分ける。20代前半にも関わらず、洗練された「攻撃力」を持っている。今後の更なる成長に期待だ。

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