4位:ラウタロ・マルティネス(アルゼンチン代表/インテル
【写真:Getty Images】
生年月日:1997年8月22日
市場価値:7500万ユーロ(約90億円)
22/23リーグ戦成績:15試合7得点4アシスト
アルゼンチン代表通算成績:42試合21得点7アシスト
母国アルゼンチンのラシン・クラブでプロデビューを飾ったラウタロ・マルティネスは、ボカ・ジュニアーズなどの強豪相手にも得点を次々と記録し、逸材として欧州から注目を集めた。2018年に加入したインテルでは異なる環境への適応に時間を要したが、19/20シーズンにはロメル・ルカクと相性抜群のコンビを組み、数々の勝利をチームにもたらした。現在も尚、セリエAを代表するストライカーの1人として躍動し続けており、チーム内での存在感は増すばかりだ。
南米人特有の「テクニック」は相手に脅威を与える。細かいタッチで狭いスペースを自ら打開したり、DFを背負った状態からターンで前を向くなど、個人技がとにかく高い。同スキルを活かした推進力のある「ドリブル」も強みの1つで、1枚剥がした後の選択肢も正確無比なシュートや味方への配球など、非常に豊富だ。
総合的に見たCFとしての能力は非常に高く、「パス」と「守備力」を除く全ての能力値で「80」以上を記録している。地上戦での強さは当然あるが、身長174cmと比較的小柄ながらも当たり負けしない「空中戦」の強さも兼ね備えるなど、欠点がほとんどないオールラウンドプレーヤー。シモーネ・インザーギ監督やアルゼンチン代表のリオネル・スカローニ監督からの信頼が厚いのも頷ける。