7位:アントワーヌ・グリーズマン(フランス代表/アトレティコ・マドリード)
【写真:Getty Images】
生年月日:1991年3月21日
市場価値:2500万ユーロ(約30億円)
22/23リーグ戦成績:14試合5得点4アシスト
フランス代表通算成績:112試合42得点34アシスト
アントワーヌ・グリーズマンは若くしてスペインに渡り、2005年にレアル・ソシエダの下部組織に加入した。同クラブで頭角を現し、その後はアトレティコ・マドリード、バルセロナとラ・リーガを代表するビッグクラブでプレー。長年タイトルから遠ざかっていたフランス代表にロシアW杯とUEFAネーションズリーグなどのビッグタイトルをもたらすなど、代表としての実績も十分で、2010年代後半を最も彩った選手の1人と言っても過言ではない。
得点への絡みの多さが魅力のグリーズマンだが、“ザ・ストライカー”のような得点に専念するCFとは一味違う。ボール非保持時の動きが強みで、ライン間やスペースに頻繁に顔を出して、攻撃のリズムを生み出したり、相手最終ラインの背後へと飛び出すなど、視野の広さや状況判断能力を始めとする「IQ」の高さは世界屈指を誇る。
ボールを持たせても抜群の存在感を発揮する。自ら「ドリブル」で仕掛ける場面は少ないものの、チャンスを演出するワンタッチや狙いすまされたシュートなど、キック精度がとにかく高く、「テクニック」の高さが光る。様々な形で相手ゴールを脅かすことができる一方、最近は攻撃的MFとしてチャンスメイク役を担うことも増えている。ベテランの域に入っても尚、重宝される存在として活躍し続けている。