8位:ルイス・スアレス(ウルグアイ代表/ナシオナル)
【写真:Getty Images】
生年月日:1987年1月24日
市場価値:400万ユーロ(約4.8億円)
22/23リーグ戦成績:13試合6得点3アシスト
ウルグアイ代表通算成績:153試合67得点38アシスト
19歳と若くして欧州へと渡ったルイス・スアレスはフローニンゲンとアヤックスを経て、2011年夏にリバプールへ。ダニエル・スタリッジと組んだ“SAS”コンビは圧巻で、次から次へと得点を決めていった。4カ国目の挑戦となったバルセロナではリオネル・メッシ、ネイマールとの“MSN”トリオでも得点重ねた世界を代表するストライカーだ。
得点能力の高さは言うまでもないが、「フィジカル」の強さを活かしたポストプレーからゴールをお膳立てする演出家としての一面も魅力の1つだ。南米ストライカーらしい球際の強さでボールを足元に収めてから味方へと配球するスムーズさは唯一無二だ。約6年間在籍したバルセロナでは公式戦283試合で113アシストという記録はダニエル・アウベスやネイマールなど、メッシと抜群の相性の良さを発揮したプレーヤーを抑えて、クラブ歴代4位の記録となっている。
文句なしのスキルを持つ一方で、大舞台で結果を残す「メンタル」の強さもある。20代半ばまでは相手選手を噛み付いてしまうなど、問題児っぷりを幾度となく見せてきたスアレスだったが、バルセロナ加入後からは精神的未熟さを見せる場面が少なくなり、最前線を牽引する存在へと成長。14/15シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝では先制弾、数々の“エル・クラシコ”ではチームを勝利に導く得点を挙げるなど、ここぞという場面で「メンタル」の強さを発揮してきた。