右WB:伊東純也(スタッド・ランス/フランス)
【写真:Getty Images】
生年月日:1993年3月9日
日本代表通算成績:41試合9得点
右ウイングバックは、スペイン代表戦同様に伊東純也を予想する。コスタリカ代表戦に続き、スペイン代表戦も欠場した酒井宏樹は、現地時間3日に全体練習に復帰している。しかし、コンディション面で不安が残るため、ベンチスタートとなるのではないだろうか。
スペイン代表戦では攻守で存在感を発揮。8分には機を見た攻撃参加で決定機を迎えると、48分には伊東のボール奪取から堂安律の先制点が生まれている。68分以降は冨安健洋が同ポジションを務めていたが、クロアチア代表戦は板倉滉が累積警告により出場停止となるため、冨安はおそらくCBを務める。山根視来も出場可能だが、現状のファーストチョイスは伊東だろう。
DMF:遠藤航(シュトゥットガルト/ドイツ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1993年2月9日
日本代表通算成績:46試合2得点
ボランチの一角はサッカー日本代表の心臓、遠藤航だ。同選手はコスタリカ代表戦で右ひさを負傷したが、驚異的な回復を見せてスペイン代表戦に途中出場している。
ルカ・モドリッチ擁するクロアチア代表の中盤には、マテオ・コヴァチッチやマルセロ・ブロゾビッチといった世界的名手が揃っている。彼らを抑えるためには、対人守備で圧倒的な強さをみせる遠藤が必要不可欠だ。この男が中盤を制圧することが出来れば、日本代表は勝利に大きく近づくはずだが、果たして。
DMF:守田英正(スポルティングCP/ポルトガル)
【写真:田中伸弥】
生年月日:1995年5月10日
日本代表通算成績:19試合2得点
遠藤航とコンビを組むのは守田英正が濃厚だろう。同選手は左ふくらはぎの違和感により出遅れたが、第2節のコスタリカ代表戦で復帰。同試合のパフォーマンスはいまいちだったが、徐々にパフォーマンスを向上させている。
スペイン代表戦では終始相手にボールを持たれたためなかなか触ることが出来なかったが、豊富な運動量でピッチを駆けまわって各所をサポート。時にはディフェンスラインに加わるなど、中盤の深い位置でチームのバランスを保っていた。日本史上初のベスト8進出をかけたクロアチア代表戦では本領を発揮し、ゴールに関与する活躍を期待したい。
左WB:長友佑都(FC東京)
【写真:Getty Images】
生年月日:1986年9月12日
日本代表通算成績:141試合4得点
左ウイングバックは長友佑都を予想する。同選手はここまで3試合全てに先発出場。コスタリカ代表戦とスペイン代表戦は前半のみとプレー時間は限られているが、三笘薫をジョーカーとして起用する戦術であれば、先発はこの男が濃厚だろう。
先日行われたスペイン代表戦では、対峙したニコ・ウィリアムズにほとんど仕事をさせなかった。攻撃面ではあまり攻め上がることが出来なかったが、相手の背後へ抜け出す鎌田大地へ縦パスを入れるなど、要所要所で効果的なプレーを見せていた。長友は過去に2度ラウンド16での敗退を経験。今大会では日本代表の勝利に貢献できるか。
OMF:堂安律(フライブルク/ドイツ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1998年6月16日
日本代表通算成績:32試合5得点
2シャドーの一角は、堂安律となるのではないだろうか。スペイン代表戦では久保建英が先発出場していたが、同選手は体調不良により3日の練習を欠席している。そのため、スタメンには今大会で2得点を決めている堂安が抜擢されると予想する。
まだ記憶に新しいだろう。堂安はドイツ代表戦とスペイン代表戦に途中出場すると、両試合で同点弾をマーク。劇的な勝利の立役者となり、サッカー日本代表を2大会連続の決勝トーナメント進出に導いた。この勢いそのままに、クロアチア代表戦でもゴールを決められるか。
OMF:鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1996年8月5日
日本代表通算成績:25試合6得点
2シャドーのもう一角は鎌田大地を予想する。グループリーグでは本調子を発揮することが出来なかったが、サッカー日本代表の攻撃を牽引するこの男への森保一監督からの信頼は揺るがないだろう。
3-4-2-1というシステムが、日本代表の躍進を支えた。その中で堅守速攻やサイドを起点とした攻撃を行っているため、バイタルエリアでのプレーを得意とする鎌田にとっては特徴を活かしにくい試合が続いている。守備面ではかなり貢献しているが、クロアチア代表戦では得点に関与する活躍を期待したい。