セルビア代表(グループG)
【写真:Getty Images】
順位:4位
成績:勝ち点1(0勝1分2敗)
欧州予選ではポルトガルを退けてワールドカップ出場をストレートで決めたセルビア代表だったが、本大会では期待を大きく裏切る結果に終わった。
その最大の原因はあまりにお粗末な「守備」である。セルビア代表は5バックで戦っているのだが、ただ後方に枚数がいるだけで全く連動した守備を行えておらず、常に相手に対して攻撃のスペースを与え続けていた。
前線からのプレスは緩く、ファーストディフェンダーとして機能せず。そのため簡単に攻め込まれた。そして最終ラインもクロスに対して逆サイドの選手がボールウォッチャーになることが多発しており、左右に振られたら失点というあまりにお粗末な守備が連発していた。
3試合で24本もの枠内シュートを献上しており、8失点に留まったのは奇跡に近い。アレクサンダル・ミトロビッチやドゥシャン・ヴラホビッチ、ドゥシャン・タディッチら攻撃陣に豪華タレントが揃っていようが、この緩すぎる守備でグループステージを突破することは不可能に近く、早々にワールドカップから姿を消すこととなった。
【了】