ウェールズ代表(グループB)
【写真:Getty Images】
順位:4位
成績:勝ち点1(0勝1分2敗)
ウェールズ代表がワールドカップに挑戦するのは“遅すぎた”ようだ。
ウクライナ代表とのプレーオフを経て1958年大会以来のワールドカップ出場権を獲得したが、本大会では0勝1分2敗と結果を残すことができなかった。その内容も散々たるものであり、3試合で1得点6失点。その1得点もPKと、オープンプレーから1ゴールも奪うことができずに大会を去った。
今大会でウェールズ代表が結果を残すことができなかった最大の要因は2人の絶対的主力のコンディション不良だろう。その2人とはガレス・ベイルとアーロン・ラムジーである。ベスト4に進出した2016年のユーロ(欧州選手権)では彼ら2人の活躍が不可欠だった。
この2選手が活躍しなくても勝てる組織的なチームであれば、好成績を収めることも期待できたのだが、残念ながら今のウェールズ代表はそうではない。前線からのプレスも曖昧で、同グループのアメリカ合衆国代表との組織の練度の差は顕著だった。この試合内容ではグループステージ最下位が妥当だろう。