ドイツ代表(グループE)
【写真:Getty Images】
順位:3位
成績:勝ち点4(1勝1分1敗)
ワールドカップ通算4度の優勝を誇るドイツ代表が2大会連続でのグループステージ敗退という屈辱を味わった。
昨夏のユーロ(欧州選手権)終了後にドイツ代表は、優勝した2014年のブラジルワールドカップでアシストコーチを務め、バイエルン・ミュンヘンでもUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝を成し遂げたハンジ・フリックを新監督に招聘。バイエルン時代に指導した選手を中心にチーム作りを行い、カタールの地で前回大会の雪辱を果たすべく準備を整えていた。
ところが初戦の日本戦で散々訪れた決定機を決めきれず、逆に後半で2失点を喫してまさかの敗戦。第2戦スペイン代表戦でも勝ちきることができず、勝ち点1に留まった。そして第3戦のコスタリカ戦では一時逆転を許すも、4-2で何とか勝利を収め、勝ち点を4まで伸ばした。
ところがコスタリカ代表戦と同時間帯に行われていた日本代表対スペイン代表の一戦で、日本代表が勝利をしたことで全てが水の泡に。スペイン代表とは勝ち点4で並んだのだが、得失点差で下回り、2大会連続でのグループステージ敗退が確定した。
前回大会からのリベンジという意味もあり、今大会でのドイツ代表に対する注目度はかなり高かった。英『Mirror』によると、近年マンチェスター・シティやトッテナム、アーセナルなどに密着して人気を博しているアマゾンのオリジナル・スポーツドキュメンタリー『All or Nothing』がカタールワールドカップを戦うドイツ代表に密着していたようだ。予想だにしていなかった“Nothing”な結果に、ドイツサッカー界は混乱している。