FIFAワールドカップカタール2022 最新ニュース
FIFAワールドカップカタール2022グループG第3節、ブラジル代表対カメルーン代表が現地時間2日に行われ、0-1でブラジル代表は敗れている。すでに決勝トーナメント進出を決め、大幅にメンバーを入れ替えて臨んだこの試合で、ブラジル代表は負傷中のネイマールの代役を見つけることはできたのだろうか。(文:西部謙司)
ブラジル代表「控え組」に与えられたチャンス
すでにグループリーグ通過が決まっているブラジル代表は控え組を起用した。チーム内の序列を明確に決める伝統がある。つまり、この試合に先発していない選手が本来のレギュラーである。負傷者が出ているためにエデル・ミリトン、フレッジはスイス代表戦に続く先発となったが、基本的には控えメンバーだ。
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控え組にとっては、いつでもプレーする準備ができていることを示し、あわよくばレギュラーポジションを奪えるだけの実力をアピールする機会となった。とくに負傷で2試合連続の欠場となったネイマールのポジションが誰になるかは注目されるところだった。
ネイマールの代役候補の一番手は、スイス代表戦で先発したルーカス・パケタとみられるが、その試合後半から交代出場したロドリゴにも期待がかかる。カメルーン代表戦ではガブリエウ・ジェズスと2トップを組んだ。ナンバー10のポジションだ。
ネイマールを意識しているわけではないだろうが、ロドリゴはネイマールっぽいプレーをしていた。DFの近くまで引いてボールを預かり、ワンツーやフリックでブラジルらしいリズムを作りつつ、フィニッシュへ絡んでいく。ネイマールよりシンプルなプレースタイルとはいえ、万能型のパケタよりもブラジルの10番らしさは示していた。
ただ、22分に自らもらったFKは壁に当ててしまい得点ならず。スルーパスやショートパスで相手のDFを圧縮させ、隙があればスムーズな加速ですり抜けるなど、良いプレーはみせていた。しかしこれといった結果は残せず、55分にフラメンゴのベテランであるエベルトン・リベイロと交代となった。