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【採点】ドイツ代表対コスタリカ代表。時すでに遅し。意味をなさない勝利に与えられた評価は…

text by 編集部 photo by Getty Images

ドイツ代表


ドイツ代表

【先発メンバー】

GK:マヌエル・ノイアー 6.0
2失点ともノーチャンス。攻められるシーンが少なく、押し込んでいたため、単純に攻守ともに出番が少なく、目立たない試合だった。

DF:ニクラス・ジューレ 5.5
どちらも決定的なミスでこそないものの、1失点目の場面ではややカバーが遅れ、2失点目でも折り返しの浮き球を先に触れなかった。攻撃ではいい縦パスを供給。

DF:アントニオ・リュディガー 6.0
押し込む展開が長く集中力の維持は難しかったが、1失点目の場面では予測が悪く出遅れた結果寄せきれず。

DF:ダヴィド・ラウム 6.5
変わらない積極性を見せて1点目をアシスト。精度の高いクロスを見せた。

MF:ヨシュア・キミッヒ 6.0
右サイドバックとしても、ボランチとしても、質の高いプレーを披露。守備では的確な対応をして、3点目の場面では起点に。

MF:レオン・ゴレツカ 6.0
何度もボックス内に入る動きを見せたが、リトリートする相手には効果的ではなかった。

MF:セルジュ・ニャブリ 7.0
ムシアラほど突破力を見せたわけではないが、先制点を決め、3点目ではアシストを記録するなどエースとしての役割を果たした。

MF:イルカイ・ギュンドアン 6.5
低い位置から両足でボールを蹴り分け、試合のリズムを作った。

MF:レロイ・ザネ 6.5
ドリブル突破よりも、パスワークで良さを見せたほか、抜群の抜け出しでキミッヒのスルーパスを引き出し、アシストを記録。

MF:ジャマル・ムシアラ 7.0
得点やアシストこそつかなかったが、足に吸い付くようなドリブルで存在感を発揮。

FW:トーマス・ミュラー 6.5
いい意味で中途半端な立ち位置で、相手DF陣を惑わせた。66分で交代になったが、決定的に悪かったわけではない。

【交代メンバー】

DF:ルーカス・クロスターマン:5.5
後半から右SBで出場。押し込む展開が長い中、主に低い位置に留まりビルドアップで貢献。ただし1失点目の場面では、絞りと戻りが遅れてこぼれ球への反応が間に合わなかった。

FW:ニクラス・フュルクルク:6.5
ボックス前での駆け引きはさすが。上手くフリーになっていた。一度は決定機を外したが、最終的には得点を決めた。ワトソンにわざと体をぶつけたことで、最終ラインを下げさせたマリーシアはさすが。

FW:カイ・ハフェルツ:8.0
66分に途中出場で2ゴール。最高の結果を残し、マン・オブ・ザ・マッチも手にしたが、受賞時の表情は優れなかった。グループステージで敗退したのだから、当然か。

MF:マリオ・ゲッツェ:6.5
決定的な仕事こそなかったが、世界に再び高い技術を見せつけた。実はまだ30歳。キャリアはまだまだ続く。

DF:マティアス・ギンター 出場時間短く採点不可

【監督】

ハンジ・フリック:7.0
 8点差で勝てば、日本とスペインの結果に関係なく、グループステージを突破できる。ただリトリートする相手に1試合で8点以上とるのは、現実的には不可能だ。そして日本が引き分け以下なら、2点差の勝利で、GSを突破できる。そう考えると、この試合だけ切り取ってみると、良い采配だったはず。悪くないミュラーからハフェルツに代える采配は、やや不思議に思えたが、蓋を開ければ勝ち越し弾2発というわかりやすい結果をもたらした。ゲッツェにもプレータイムが与えられたのも、国民としては嬉しかったはず。とはいえ、時すでに遅しだ。

【了】

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