「森保監督への批判がありましたが…」
「理由は分からないけど、前半で自身がなかった選手も、後半は自身を持ってプレーしていた。森保監督がハーフタイムで何を言ったのか知りたいです」
――やはりメンタルが与える影響は大きいですね。
「このレベルになると、勝負を左右します」
――2-1になった後の戦いはどうでしたか?
「良かったと思います。もちろん押し込まれたときもあったけど、深い位置でもボールを奪った後にパニックにならず、冷静にポゼッションできるようにプレーしていた」
「そして守備陣はしっかり集中して、ポジショニングも球際もデュエルも非常に良かった」
――交代で出場した選手も仕事をしましたね。
「コスタリカ戦で私も含めて森保監督への批判がありましたが、彼は周りを気にせず、今日は結果を残した。非常に称賛に値すると思う。堂安のゴールは素晴らしかったし、三笘は相変わらず頼もしいプレーを見せました」
――次の相手はクロアチア代表です。
「立ち上がりから今日の後半のようなパフォーマンスを見たいですね。最初のホイッスルから自信をもって、自分のプレーや能力を信じてほしい」
――そうですね。今日もありがとうございました。
「おつかれさまでした。そしておめでとうございます!」
▽語り手:ショーン・キャロル
1985年イングランド生まれ。2009年に来日。『ニッポンとサッカー 英国人記者の取材録』『英国人から見た日本サッカー “摩訶不思議”ニッポンの蹴球文化』の筆者。「Jリーグ Monthly」のレギュラー出演。高校サッカー、Jリーグ、日本代表など幅広く取材している。過去にはスカパーやNHK、J SportsなどのJリーグ番組出演も。
【了】