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ドマゴイ・ヴィダ
生年月日:1989年4月29日(33歳)
所属クラブ:AEKアテネ/ギリシャ
22/23リーグ戦成績:10試合出場/0得点
代表通算成績:99試合出場/4得点
3大会連続出場となるベテランCB。今季は4年間在籍したベジクタシュからAEKアテネに移籍し、開幕から獅子奮迅の活躍を見せていた。しかし、ワールドカップ直前になってから調子を崩して欠場が続き、本大会メンバーへの招集も不安視されていた。試合勘への懸念は否めないが、経験を生かしてベンチからチームを鼓舞するだろう。
デヤン・ロブレン
生年月日:1989年7月5日(33歳)
所属クラブ:ゼニト・サンクトペテルブルク/ロシア
22/23リーグ戦成績:14試合出場/1得点
代表通算成績:71試合出場/5得点
A代表入りから13年が経過する大御所のひとり。昨季は足首の怪我に悩まされ不本意なシーズンを過ごしたが、今季は開幕から調子を整えており、9月に行われたネーションズリーグのオーストリア戦で10カ月ぶりにA代表復帰して得点も挙げている。負傷中にチャンスをつかんだ若手から追い上げられているが、万全の状態で本大会へ挑む。
ヨシュコ・グヴァルディオル
生年月日:2002年1月23日(20歳)
所属クラブ:RBライプツィヒ/ドイツ
22/23リーグ戦成績:12試合出場/0得点
代表通算成績:12試合出場/1得点
クロアチア新世代の筆頭となる存在で、複数のビッグクラブから注目を集める今大会のブレイク候補。ディナモ・ザグレブの下部組織所属時代にセンターバックに転向したが、それまでにSBやセントラルMFを経験したことで攻撃参加のセンスが際立つCBへと成長した。加えて、体格にも恵まれ対人能力などDFとしてのポテンシャルも高い。9日のリーグ戦で相手選手と接触して鼻骨を骨折している。
マルティン・エルリッチ
生年月日:1998年1月24日(24歳)
所属クラブ:サッスオーロ/イタリア
22/23リーグ戦成績:10試合出場/0得点
代表通算成績:3試合出場/0得点
16歳でイタリアへ渡り、15年からサッスオーロに所属。20年にレンタル先のスペツィアでセリエA初出場を果たす。今季からサッスオーロに戻り、CBとして定位置を確保する。今年6月のフランス戦でA代表デビューし1失点で引き分けると、続くアウェイでの一戦では勝利に貢献。そのパフォーマンスが評価され、本大会への切符を勝ち取った
ヨシプ・シュタロ
生年月日:2000年2月28日(22歳)
所属クラブ:ディナモ・ザグレブ
22/23リーグ戦成績:8試合出場/0得点
代表通算成績:3試合出場/0得点
NKイストラへの武者修行を経て、昨季よりディナモ・ザグレブのCBとして定着。攻撃の起点となるプレーが持ち味で、攻撃的なセンスも発揮してリーグ優勝に貢献すると、今年6月にA代表へ初招集される。デビュー戦となったデンマーク戦を無失点での勝利に導くと、続くフランス戦も無失点で勝利。一気にレギュラー候補へと急上昇している
ボルナ・バリシッチ
生年月日:1992年11月10日(30歳)
所属クラブ:レンジャース/スコットランド
22/23リーグ戦成績:15試合出場/0得点
代表通算成績:27試合出場/1得点
前回大会以後からコンスタントに招集され始めた左SB。生まれ故郷のオシエクで研鑽を積み、18年にレンジャースへ移籍して活躍の場を海外へと移す。左足から打ち出される鋭く正確なクロスが売りで、クラブでは今季の現時点で5アシストを記録。本大会は控えとしての参加になりそうだが、プレースタイルと同様に虎視眈々と機会を狙う。
ヨシプ・ユラノビッチ
生年月日:1995年8月16日(27歳)
所属クラブ:セルティック/スコットランド
22/23リーグ戦成績:8試合出場/1得点
代表通算成績:21試合出場/0得点
ユーロ(欧州選手権)後に訪れた世代交代の波の中で右SBとしての地位を確保し、それまで絶対的な存在だったヴルサリコに代表引退を決意させた要因のひとつとなったとか……。しかし、クラブでは今季から若手の突き上げを受けて出場機会を減らしており、逆の立場を経験している。左足も利き足に劣らない正確性を持ち、左SBを務めることもある。
ボルナ・ソサ
生年月日:1998年1月21日(24歳)
所属クラブ:シュトゥットガルト/ドイツ
22/23リーグ戦成績:12試合出場/0得点
代表通算成績:8試合出場/1得点
20歳のときに開催されたロシア大会の予備登録メンバーに選出されていた左SB。本大会には出場できなかったが、その後に移籍したシュツットガルトでブレイクを果たす。21年にドイツ国籍を取得してドイツ代表入りを目指したがFIFAの規約に抵触しているため断念し、ユーロ後からクロアチアのA代表として活動し始める。
ヨシプ・スタニシッチ
生年月日:2000年4月2日(22歳)
所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン/ドイツ
22/23リーグ戦成績:5試合出場/0得点
代表通算成績:6試合出場/0得点
ドイツのミュンヘン生まれでU-19ドイツ代表の出場経験もあるが、21年に両親の母国であるクロアチア代表を選択した。右サイドを主軸とするが、CBや3バックでのプレーにも対応する。キーパスを供給する能力や突破する能力は優れておらず一部では消極的と評されているが、理知的なポジショニングでチームに好循環をもたらす。