マルコ・アセンシオ(背番号10)
生年月日:1996年1月21日(26歳)
所属クラブ:レアル・マドリード
今大会成績:2試合1得点
破壊的な左足のシュートの威力は世界でも5本の指に入る。所属するレアル・マドリードではヴィニシウス・ジュニオールとロドリゴ・ゴエスの2人の若きブラジル代表に勢いで押されており、スタメンの座を確立することができていない。その結果、代表からもしばらく遠のいていたが、今年6月に電撃復帰を果たすと、それ以降出場した4試合で3アシストと結果を残して大逆転でワールドカップメンバー入りを果たした。
本職がストライカーの選手はアルバロ・モラタ1人で、そのモラタが初戦前に風邪をひいたこともあり、ここまでの2試合は最前線で起用されている。そのモラタのコンディションも戻り、2戦2発と結果を残していることを考えると、日本代表戦ではアセンシオが右サイドに回るのではないかと予想される。
アルバロ・モラタ(背番号7)
生年月日:1992年10月23日(30歳)
所属クラブ:アトレティコ・マドリード
今大会成績:2試合2得点1アシスト
ルイス・エンリケ政権におけるモラタの働きは見事であり、背負っても良し、スペースに走っても良し、ゴール前での落ち着きも良しと、依然と比較すると着実にレベルアップしている。前回大会はコンディション不良のために選外となったため、30歳にして初のワールドカップ出場となる。
大会直前に体調を崩したこともあり、2戦目までは途中出場だった。しかし、その2試合ともにゴールを記録。とりわけドイツ代表戦の先制ゴールは見事だった。コンディションも徐々に上がっていることを考えれば、スタートから起用しない手はないだろう。
ダニ・オルモ(背番号21)
生年月日:1998年5月7日(24歳)
所属クラブ:RBライプツィヒ(ドイツ)
今大会成績:2試合1得点1アシスト
スペイン代表のウイングで最も驚異となれる選手だ。RBライプツィヒでは中央でプレーすることもあるが、代表では一貫して左WGで起用されており、左サイドからのカットインからの仕掛けの精度は抜群。狭いエリアでも確実にボールをコントロールしてフィニッシュやラストパスに繋げる。9月に負った左ヒザ内側側副靱帯の部分断裂の怪我が心配されたが、10月末に復帰している。
この2試合でフルタイム出場をしているのは4人で、GKとCBを除けばオルモ1人になる。それほどエンリケ監督からの信頼は厚く、東京五輪で17日間で6試合すべてに先発していることが示しているように、連戦に耐えうるタフさも兼ね備えている。