セルヒオ・ブスケツ(背番号5)
生年月日:1989年7月16日(33歳)
所属クラブ:バルセロナ
今大会成績:2試合0得点0アシスト
その存在だけでルイス・エンリケ監督が志向するサッカーが成立してしまう“ピッチ上の指揮官”。ポジショニングを誤ることなく、どんなにプレスを掛けられても失うことなくピッチ上のあらゆるところに配球する。マンチェスター・シティのロドリらの突き上げもある中でアンカーのポジションを不動のものとしており、監督も「相手陣地でボールを持ってプレーすることにおいてブスケツはナンバーワンの選手だ」と賛辞を惜しまない。
ドイツ代表戦で警告を受けたため、決勝トーナメントでの累積警告による出場停止を避けるために日本代表戦を温存する可能性も指摘されるが、チームの根幹を成す主将をチームから外す決断は非常にリスクが高いため、順当にラインナップに入ってくるだろう。
コケ(背番号8)
生年月日:1992年1月8日(30歳)
所属クラブ:アトレティコ・マドリード
今大会成績:2試合0得点0アシスト
先日クラブ史上最多出場記録を更新したばかりのアトレティコ・マドリードの主将。派手なプレーこそ少ないが、堅実な確実性の高いプレーでボールを展開する。相手ボールの際にはチームの汗かき役となってピッチを駆け回るなど、縁の下の力持ちとしてチームを支える。
今大会ではバルセロナの3人が中盤で起用されているが、ガビが2日連続で練習を欠席したことで日本代表戦に欠場する可能性が高い。そうなった場合に白羽の矢が立つのは、キャプテンマークを巻くこともあるコケになるはずだ。
ペドリ(背番号26)
生年月日:2002年11月25日(20歳)
所属クラブ:バルセロナ
今大会成績:2試合0得点0アシスト
昨夏のユーロ(欧州選手権)で衝撃を与えたアンドレス・イニエスタの後継者。類まれな視野の広さとパスセンスで有効なスペースへとパスを出して、一気にビッグチャンスを演出する。一昨季に酷使し過ぎたことで昨季はハムストリングの負傷が多かったが、今季は開幕からフル稼働とコンディションは問題ない。
即時奪回のゲーゲンプレスで主導権を握る現在のスペイン代表のスタイルにおいて、ライン間で相手の弱点をボディーブローのようにつき続けるペドリは不可欠だ。相棒ガビが欠場する可能性が高いが、スペイン代表を勝利に導くことはできるだろうか。