ダニ・カルバハル(背番号20)
生年月日:1992年1月11日(30歳)
所属クラブ:レアル・マドリード
今大会成績:1試合0得点0アシスト
攻撃参加のタイミングとクロス、両方の質が高く、昨季ラ・リーガとUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を制したレアル・マドリードでも不動の存在だ。能力の高さとこれまでの実績は申し分ないのだが、懸念すべきは近年の負傷の多さであり、昨夏のユーロ(欧州選手権)は筋肉系のトラブルで出場を逃した。その間に堅実なアスピリクエタが序列を上げており、大会前まではベンチスタートの方が割合としては多かった。
初戦はベンチで90分を過ごしたが、第2戦でフル出場を果たした。ライバルは後方支援と堅実な守備が売りであるのに対し、カルバハルは右サイドに流れることも多いマルコ・アセンシオとの連係に強みを持っている。
ロドリ(背番号16)
生年月日:1996年6月22日(26歳)
所属クラブ:マンチェスター・シティ(イングランド)
今大会成績:2試合0得点0アシスト
ジョゼップ・グアルディオラ監督の下で成長を続けるワールドクラスのアンカー。ブスケツ同様にプレス耐性が高く、広い守備範囲が求められるアンカーでも読みの鋭さを活かと球際の強さで高いボール奪取能力を誇る。昨季はエリア外から多くのミドルシュートを叩き込むなどその完成度は年々高まりつつある。
ブスケツの存在もあって、スペイン代表ではレギュラーに定着できていないが、9月にセンターバックで起用され、今大会も初戦からこのポジションでフル出場している。ポジションこそ異なるが、ラポルテとの意思疎通もこれまでのところ問題はない。
アイメリク・ラポルテ(背番号24)
生年月日:1994年5月27日(28歳)
所属クラブ:マンチェスター・シティ(イングランド)
今大会成績:2試合0得点0アシスト
昨年のユーロ(欧州選手権)を機にフランス代表からスペイン代表へと鞍替えをした球出しに優れた左利きのCB。マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督に「ラポルテは欧州最高の左CB」と言わしめるほどの実力者で、特に対角線へのロングフィードや前線への縦パスの質の高さはワールドクラスだ。
昨季終盤はシティの最終ラインに負傷離脱が相次いだこともあり、怪我を負った中で強行出場を続けた。その結果、今季は開幕から出遅れたが、ワールドカップには間に合った。今大会ではディフェンスリーダーとしてインテンシティの高いスペイン代表を最終ラインから支えている。
ジョルディ・アルバ(背番号18)
生年月日:1989年3月21日(33歳)
所属クラブ:バルセロナ
今大会成績:2試合0得点3アシスト
バルセロナではシャビ監督がアレハンドロ・バルデを重宝しているためベンチスタートが増えているが、スペイン代表では不動のレギュラーだ。代表通算10得点19アシストという結果が証明するように攻撃参加のクオリティが高い。
ここまで2試合はともに途中交代しており、2試合のプレー時間は144分に留まる。9日間で3試合の過密日程となるが、ホセ・ルイス・ガヤが無念の欠場となったこともあり、ルイス・エンリケはジョルディ・アルバを3試合続けて起用することになるだろう。