イングランド代表
【先発メンバー】
ジョーダン ・ピックフォード 7.0
後半10分には味方に当たってコースの変わったシュートをスーパーセーブし、流れを渡さない活躍を見せた。
カイル・ウォーカー 7.5
負傷明けだが、それを感じさせないパフォーマンスを披露。積極的なインターセプトや強烈な対人守備でチームを救い、攻撃時はフォーデンのサポートをしっかりとこなした。
ジョン・ストーンズ 7.0
ボールを持てば安定したビルドアップで攻撃の起点となり、守備でも目立つミスはなく、余裕のある対応を見せた。攻守に高い安定感。
ハリー・マグワイア 6.5
長身のムーア相手でも競り負けず、ウェールズに攻撃の起点を作らせなかった。持ち運びは控えめだったが、セットプレーのターゲットとして存在感を発揮している。1、2節ほどの際立った活躍ではなかったが、高いレベルを継続中だ。
ルーク・ショー 7.0
派手さはないが非常に安定した活躍。対人で負けるシーンはほぼなく、攻撃参加のタイミングも抜群だった。
デクラン・ライス 7.0
攻守の切り替えが速く、ウェールズのカウンターの起点を完璧に潰していた。ボール保持ではタイミングよく落ちてCBをサポートした。
ジョーダン ・ヘンダーソン 7.0
持ち前の運動量でピッチを駆け回り、中盤を制圧した。ボールを持った際も落ち着いており、不用意なボールロストが少ないのも好印象だった。終盤には良い縦パスでチャンスを演出するシーンも。
ジュード・ベリンガム 6.5
前半はポジショニングに迷いがあり、フォーデンやヘンダーソンと動きが被るシーンも見られたが徐々に修正。その後は高い位置でボールを受け、際立ったボールテクニックで攻撃を活性化させた。
マーカス・ラッシュフォード 8.0
直接フリーキックでの先制点、カットインからの2得点目と、クオリティを存分に発揮して今日の主役に。チームの2点目の際には激しいプレスでベン・デイビスのミスを誘発しており、攻守に完璧なパフォーマンスを見せて試合を支配した。
フィル・フォーデン 7.5
一人のマークぐらいなら容易く剝がしてしまうドリブルを武器にサイドを制圧。鋭い仕掛けで相手のファウルを誘発し、先制点に繋がるフリーキックを獲得した。その直後には相手のミスからゴールを決めており、決勝トーナメントでのスタメン奪取に向けて猛アピールに成功した。
ハリー・ケイン 7.0
得点こそなかったが、絶妙な動き出しでボールを引き出して起点となった。チャンスメイクの精度も高くコンディションに不安を感じさせないパフォーマンス。
【交代メンバー】
トレント・アレクサンダー・アーノルド 6.0
今大会初出場だったが落ち着いて試合に入った。リードしている状況もあり、本来の大胆なプレーではなく堅実なプレーを披露。その中で縦パスを正確に付ける技術は流石だ。
カラム・ウィルソン 6.0
自身がシュートを撃つ機会には恵まれなかったが、強靭なフィジカルとオフザボールの動きのよさで前線でボールを引き出し、2列目の選手をサポートする役割をこなした。
キーラン・トリッピアー 6.0
本職ではない左SBでの起用になったが、無難なパフォーマンスを見せた。
カルビン・フィリップス 6.5
今大会初出場だったが、安定したボール捌きと球際の強さと持ち味を見せた。3点目のシーンでは正確なロングパスでラッシュフォードのゴールをアシスト。
ジャック・グリーリッシュ 6.0
類まれなボールキープで時間を作り、試合をコントロールした。途中出場で試合を落ち着かせる役割が鉄板になりつつある。
【監督】
ガレス・サウスゲート 7.0
決勝トーナメントを見据えて何人かの主力をターンオーバーして臨んだが、危なげなく難敵ウェールズに勝利。選手層の厚さを見せつけた。後半の早い時間帯で2-0にすることができたため、比較的早く交代カード切って主力を休ませる判断も素晴らしかった。
【了】