FW
アレクシス・ベガ(メキシコ代表)
生年月日:1997年11月25日(25歳)
大会通算成績:2試合0得点0アシスト
チーム成績:勝ち点1(1分け1敗)
メキシコ代表FWベガは歯にダイヤモンドを埋め込んだことで知られる闘争心溢れたアタッカーだ。しかし今大会ではその姿勢に結果が伴っていない。メキシコ代表は第2節のアルゼンチン代表戦において引き分けもやむなしの5-3-2という守備的なフォーメーションで望んだ。
ベガは2トップの一角で先発し、カウンターの際にクオリティを発揮することが期待されていた。だがパスは正確性を欠き、無謀なシュートを放ってしまうシーンが目に付く。オフザボールの動きにも乏しく、カウンターでも良さを見せられず。もちろん後ろに人数をかけている戦術によるサポートの少なさの影響はあるが、それを踏まえてもプレー判断があまりにも良くなかった。
ラヒーム・スターリング(イングランド代表)
生年月日:1994年12月8日(27歳)
大会通算成績:2試合1得点1アシスト
チーム成績:勝ち点4(1勝1分)
ガレス・サウスゲート体制のイングランド代表において、スターリングが試合から消えてしまう現象は度々発生している。それでもスターリングは得点だけは決めて、レギュラーとして起用されてきた。しかし第2節のアメリカ戦はさんざんだった。
ときおり低い位置に降りてきてボールに触る機会はあったものの、相手の脅威になる位置で前を向くシーンはごくわずか。ドリブル突破も見られず、イングランド代表の攻撃を停滞させた要因の一つだった。イングランド代表のベンチにはフィル・フォーデンやジャック・グリーリッシュといった実力者が控えており、このままのパフォーマンスでは序列が逆転することもあるかもしれない
ミシー・バチュアイ(ベルギー代表)
生年月日:1993年10月2日(29歳)
大会通算成績:2試合1得点0アシスト
チーム成績:勝ち点3(1勝1敗)
バチュアイは第1節のカナダ代表戦で素晴らしい抜け出しから得点を決めた。そのため2節の戦前までは、コンディションが万全でないベルギー代表FWロメロ・ルカクの穴が埋まるという希望を抱いていたサポーターもいたはず。しかし残念なことに、その希望はモロッコ代表戦で打ち砕かれた。
この試合のバチュアイは対人戦に勝てず、ボールを収められない。スペースでボールを受けても満足にシュートまで持っていけないという低調なパフォーマンスを披露した。結局、ベルギー代表は終盤に失点を許し、モロッコ代表に0-2で敗れてしまった。監督のロベルト・マルティネスは突破がかかった第3節のクロアチア代表戦でコンディション不良のルカクとバチュアイのどちらを先発で起用するのだろうか。