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ブアレム・フヒ(カタール代表)
生年月日:1990年7月9日(32歳)
大会通算成績:2試合0得点0アシスト
チーム成績:勝ち点0(2敗)
フヒはカタール代表で通算21得点を決めている超攻撃的CBで、守備でも堅実なプレーが持ち味だ。しかし、第1節のエクアドル代表戦で不甲斐ないパフォーマンスを披露してしまい、気持ちを切り替えて望んだはずの第2節のセネガル戦でもそれは変わらず。
41分には相手のパスをクリアしようとして失敗。こぼれ球をセネガル代表FWブライユ・ディアに奪われて先制点を許してしまった。持ち前の得点力を発揮する機会もなく、本来のパフォーマンスとは程遠い出来のまま、大会を去ることが決定してしまった。
吉田麻也(日本代表)
生年月日:1988年8月24日(34歳)
大会通算成績:2試合0得点0アシスト
チーム成績:勝ち点3(1勝1敗)
長く日本代表の最終ラインを支えてきたDFリーダーであり、その功績は誰もが認めるところだ。しかし第2節のコスタリカ戦でのパフォーマンスは良くなかった。この試合の日本代表はボールを握りながらも攻めあぐねてしまいスコアレスの展開が続く。すると、81分に日本代表DF伊藤洋輝がヘディングしたボールを吉田がつま先でクリア。これが中途半端なボールになってしまい、相手に回収されるとそのまま決勝ゴールを決められてしまった。
この試合でコスタリカに許した枠内シュートはこの1本のみだったが、クリアミスが日本にとって大きなダメージを与えてしまった。この日の吉田はビルドアップもよくなかった点も考慮すると、悪いパフォーマンスだったと言えるだろう。
ニコラ・ミレンコビッチ(セルビア代表)
生年月日:1997年10月12日(25歳)
大会通算成績:2試合0得点0アシスト
チーム成績:勝ち点1(1分1敗)
ミレンコビッチはセリエA屈指の対人守備の強さを誇るCBで、その長所はワールドカップの舞台でも発揮されている。一方で、短所である前に出すぎてしまう部分も露呈しており第2節のカメルーン代表戦では失点の要因になってしまった。
この試合でセルビア代表は裏を取られるシーンが非常に多く、その際にミレンコビッチがDFラインを守っていなかったりボールウォッチャーになっていた。もちろんDFラインの問題はミレンコビッチ一人の責任ではないが、この日は得意の対人守備も鳴かず飛ばずで、期待を大きく裏切ってしまったのは間違いない。
ゴンサロ・モンティエル(アルゼンチン代表)
生年月日:1997年1月1日(25歳)
大会通算成績:1試合0得点0アシスト
チーム成績:勝ち点3(1勝1敗)
モンティエルは第1節のサウジアラビア代表戦で先発だったアルゼンチン代表DFナウエル・モリーナに変わり、第2節のメキシコ代表戦で先発を務めた。尖った能力こそないがどれも平均以上にこなせるのがモンティエルの強みだ。しかしこの試合はメキシコ代表が低い位置でブロックを形成してきたことや、ひたすらアルゼンチン代表がボールを持つといった試合展開の影響もあり、攻撃で違いを作り出せないモンティエルの存在感は希薄に。結局、63分にはモリーナと交代でベンチに下がる悔しい状態になってしまった。