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カタールW杯第2節ベストイレブン! アフリカの逸材も!? 大舞台で輝いた世界最高の11人

シリーズ:カタールW杯ベストイレブン text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】


ハリー・マグワイア(イングランド代表)
生年月日:1993年3月5日(29歳)
大会通算成績:2試合0得点1アシスト
チーム成績:勝ち点4(1勝1分)

 大会前は状態を不安視されることも多かったマグワイアだが、周囲の心配とは裏腹にワールドカップで素晴らしいパフォーマンスを披露している。

 第2節のアメリカ戦でもその安定感は変わらず、絶対的な空中戦の強さを見せて制空権を確保し、地上戦でも高い集中力で完璧な対応を見せた。また、ボールを持った際の持ち運びや縦パスも高いクオリティを発揮しており、チームの攻撃の起点としても機能している。試合自体はスコアレスドローだったが、無失点に大きく貢献した。

マルキーニョス(ブラジル代表)
生年月日:1994年5月14日(28歳)
大会通算成績:2試合0得点0アシスト
チーム成績:勝ち点6(2勝)

 スイス代表との一戦となった第2節、エースストライカー、ブレール・エンボロ相手に絶妙な距離感での守備対応を見せ、試合を通してシュートを1本も撃たせない完璧なパフォーマンスを披露した。

 またボールを持った際には相手のプレッシャーを意に介さず、中盤の位置まで持ち運んで縦パスで攻撃の起点になるなど、攻撃面でも絶大な貢献を見せた。ブラジル代表は苦しみながらも1-0で勝利したが、マルキーニョスがいなければ試合はより難しいものとなっていただろう。

テオ・エルナンデス(フランス代表)
生年月日:1997年10月6日(25歳)
大会通算成績:2試合0得点2アシスト
チーム成績:勝ち点6(2勝)

 フランス代表が難敵デンマーク代表を相手に2-1での勝利を収めたこの試合でのテオ・エルナンデスの存在感は抜群だった。試合を通して上下動を繰り返して攻守に違いを発揮し、先制点のシーンではフランス代表FWキリアン・エムバペとの見事なコンビネーションでデンマーク代表の固い守備ブロックを攻略した。

 大会が始まる前は控えという立ち位置だったが、兄のリュカ・エルナンデスが前十字靭帯を断裂したことによって出番を獲得。兄の代わりにレギュラーの座を確固たるものとしている。

アクラフ・ハキミ(モロッコ代表)
生年月日:1998年11月4日(23歳)
大会通算成績:2試合0得点0アシスト
チーム成績:勝ち点4(1勝1分)

 モロッコ代表は第2節でベルギー代表を破る番狂わせを見せ、サッカーファンの話題をさらった。その中でもアクラフ・ハキミのパフォーマンスは突出したものだった。守備では思い切りの良さを見せ、鋭いタックルで相手のアタッカーをシャットアウトした。

 攻撃では積極果敢なオーバーラップからのシュートやクロスでチャンスを作り、違いを生み出している。試合が動いたのはハキミがベンチに下がってからの時間帯だが、勝利への貢献度はチームでもトップクラスだ。

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