攻撃に関する2つのキーワード
「ドイツ戦の前半は引きすぎた。どんなにうまい選手でもある程度プレッシャーをかけられたら嫌でしょうし、自由にやらせないってことが大事になると思います」
アグレッシブな守備をチームとして仕掛けていくことが必要だ。
そのうえで、アンカー脇のスペースを有効活用したり、ハイラインの裏に飛び込んだりして、相手の守備組織を崩し、ギャップを突いていくようなしたたかな攻撃が必要だ。ジョルディ・アルバの背後というのは特に狙い目。そこを突いていく「イナズマ純也」の推進力はまさに日本代表の生命線になる。本人もそういった自覚を持っている様子だ。
「格上のチームに勝つには、まず守備をしっかりするのはもちろんですけど、そこから質の高いカウンターや奪ったボールをつなぐところが大事になってくると思います。
ドイツ戦を振り返ると、奪ったボールをミスしたりしたケースがかなりあった。そこで1本つなげて広いスペースに行ければチャンスになっていた。スペイン戦ではボールをより大事にしながら素早く攻められたらと思います」
このように彼は「奪ったボールを大事にする」「素早い攻撃」という2つの攻撃に関するキーワードを掲げたが、それを徹底してこそ、勝機が見えてくる。