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伊東純也が掲げる2つのキーワード。サッカー日本代表がスペイン代表に挑むプラン【カタールW杯】

シリーズ:コラム text by 元川悦子

伊東純也が警戒するのは…



 23日の初戦・ドイツ代表戦でも彼は自陣に引いてダヴィド・ラウムの攻め上がり阻止に奔走していた。時にはペナルティエリア内に入って「もう1枚の右SB」のように体を張るシーンも見受けられ、縦への推進力や精度の高いクロスといった特長を出し切れずに苦しんだ。

 スペイン代表戦でも同様の状況が長く続くことが想定される。本人もそれなりの覚悟を持って大一番に挑む構えだ。

「左サイドは相手のストロングポイントだと思います。特にジョルディ・アルバはうまいし運動量がある。オーバーラップのタイミングもうまいですし、クロスの質も低くて速いボールが出てくるイメージがありますね。

 どういう形で行くか分かんないですけど、自分がつかなきゃいけないところはハッキリマークして、受け渡せるところは受け渡しでやりたい。SBや近くのボランチとかとうまく連係できないと厳しいなと思います」

 日頃、感覚派で、あまり対戦相手を徹底分析するタイプではない伊東も、さすがにマッチアップが予想されるスペイン代表SBの一挙手一投足には目を奪われた様子。彼を自由に攻め上がらせてしまったら、日本代表はいつ失点してもおかしくない。

 ドイツ代表はスペイン代表に1点を取られても同点に追いついたが、同じ展開は避けたいところ。まずは相手の失点をゼロに抑え、焦れてくるのも待つような展開に持ち込みたい。

 ドイツ代表戦の反省を踏まえてこうも話している。

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