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サッカー日本代表はコスタリカ代表の思う壺。相手の手のひらで転がった90分間。何を間違えたのか

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】



コスタリア代表の思う壺だったサッカー日本代表

 サッカー日本代表は現地時間27日、FIFAワールドカップカタール・グループE第2節でコスタリカ代表と対戦し、0-1で敗れた。これでグループリーグの戦績は1勝1敗となり、決勝トーナメント進出をかけてスペイン代表と戦うこととなった。



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 ケイラー・ナバスら実績のある選手がいると言えど、グループE最弱と目されていたコスタリカ代表に、日本代表は敗れた。0-7で初戦を落としているコスタリカ代表は5-4-1の守備ブロックを敷き、まずは守りを固めた。日本代表はボールを最終ラインで回して様子をうかがう。攻め急がず、時間を使いながらパスを回す様を見る限り、日本代表からは「前半は0-0でも問題なし」といったメッセージを感じた。

 迎えた後半。守田英正のシュートを皮切りに攻勢を強めたが、容易にボールロストしてカウンターを食らうこともあり、なかなか主導権を握れない。62分に三笘薫、67分に伊東純也を入れたがゴールが遠い。反対に、81分に自陣でのミスからゴールを決められてしまった。

 コスタリカ代表はまずは無失点で時間を使い、少ないチャンスをものにしたいというのが狙いだったように見えた。それに対して日本代表は、コスタリカ代表の意向に従うようなプランを実行した。初戦で7失点を喫したコスタリカ代表は、前半を0-0で終えたことで少なからず自信と冷静さを取り戻したことだろう。

 相手はビルドアップの部分にも不安を抱えており、9月のアメリカ合衆国代表戦のようにトランジションで優位に立ちショートカウンターを繰り出せば、前半のうちに決定機を作れていたかもしれない。しかし、実際には相手の思う通りの展開を許し、最後は自滅と言う形で敗れ去った。

 手のひらで転がされたと言うべきか、自ら相手の手のひらに乗って転がったとすら言えるかもしれない。そんな90分間だった。

【了】

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