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山根視来とは何者? “持ってる男”がサッカー日本代表W杯初出場、経歴とプレースタイルは?

text by 編集部

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【写真:Getty Images】



ワールドカップデビューの山根視来

 サッカー日本代表は現地時間27日、FIFAワールドカップカタール・グループE第2節でコスタリカ代表と対戦する。この一戦に先立って発表された先発メンバーの中に、初戦は出場機会のなかった山根視来の名前があった。



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 神奈川県横浜市出身、28歳の山根視来は東京ヴェルディの育成組織出身で、ウィザス高校、桐蔭横浜大学を経て、2016年に湘南ベルマーレに加入した。プロ1年目はリーグ戦に1度も出場できなかったが、センターバック(3バックの右)へのコンバートをきっかけに2年目はレギュラーに定着している。

 このシーズンに湘南をJ1昇格に導くと、翌年4月にプロ初ゴールを記録。1-1で迎えた試合終了間際、敵陣で相手のクリアボールを拾うと、ワンタッチで寄せてきた相手を抜き去って豪快に右足を振り抜いた。勝利へ導く劇的なゴールだった。

 印象に残るゴールはこれだけではない。その次の年の5月17日に行われた浦和レッズ戦で、湘南は不可解な判定からゴールが認められず、2点のリードを許してしまう。しかし、そこから湘南は2点を奪って同点とし、後半アディショナルタイムに最後のチャンスを迎える。センターサークルでパスを受けた山根はペナルティーエリア手前までドリブルで運び、右足を一閃。強烈なシュートは相手選手に当たってゴールに吸い込まれた。

 湘南の主力としてプレーした3シーズンで記録したゴールは3つだが、そのうちの2つがドラマチックなゴールだった。その翌年、川崎に移籍した山根は、移籍初年度から3年連続でベストイレブンに輝いている。右サイドバックとして攻撃力に磨きをかけ、3シーズンで9得点22アシストと、DFとは思えないような数字を残している。サッカー日本代表では昨年3月の韓国代表との一戦でデビューし、この試合でいきなりゴールを決めている。

 豊富な運動量とインテンシティの高さが武器のサイドバックでありながら、積極的に攻撃に関わるプレースタイルだ。ボックス内に侵入し、味方を活かすラストパスを出すことも、自らゴールを狙うこともできる。ワールドカップ初出場となるコスタリカ代表戦ではどのような活躍を見せるのだろうか。

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