久保建英は言った
少なくとも、このような消極的な守備の仕方で、スペイン代表に対抗できるとは思えない。人を替えるのか、それとも現代的なプレッシングを浸透させるのか。何もしなければドイツワールドカップのブラジル代表戦のように、ブラジルワールドカップのコロンビア代表戦のように、サンドバックのようにやられてしまうだろう。
ハーフタイムでの修正が遅すぎるという見方もある一方で、前半途中に修正してしまうとハーフタイムに相手に修正されてしまうという考え方もある。
サッカーはレベルが高ければ高いほど修正が早いわけで、数字の羅列では表せないような細かい修正をいたちごっこのように繰り返していく。日本代表がベスト8に入りたいのであれば、前半のうちに、最初の10分で修正しなければならないが、それを先導するのが誰かは外側からは分からない。
勝利の喜びに水を差すつもりはないが、ドイツ代表戦から既に1日半が経過しようとしている。目線は先に向けるべきだろう。
「次の試合だけにみんなでフォーカスして、今日だけはひとまず喜びたい」
久保建英は試合後、こう語っていた。まずは勝利を喜び、次の試合に備える。コスタリカ代表戦のキックオフは刻一刻と迫っている。
(文:編集部)
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