1位:ジョアン・カンセロ(ポルトガル代表/マンチェスター・シティ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1994年5月27日
市場価値:7000万ユーロ(約84億円)
22/23リーグ戦成績:14試合2得点1アシスト
ポルトガル代表通算成績:37試合7得点6アシスト
マンチェスター・シティを語る上では欠かせないジョアン・カンセロ。2019年夏のシティ加入直後はカイル・ウォーカーの控えとして時間を過ごすことが多かったが、20/21シーズンには左SBとしての才能を開花。同時期からチームは国際レベルで快進撃を見せるようになり、カンセロは数々のタイトル獲得の立役者として更に存在感を増すようになった。
ポルトガル代表SBの代名詞はなんと言ってもDF離れした攻撃能力の高さ。そのスキルはスター選手らがずらりと並ぶ攻撃陣にも勝るとも劣らず、ボールを持った時には積極的に「ドリブル」を仕掛け、敵陣の深い位置では正確無比な「パス」精度を活かしたクロスから好機を演出する。「ドリブル」、「パス」の能力値はどちらとも「85」と高い数字を叩き出している。
そして、これらの能力の土台となっているのは「テクニック」と「IQ」。シーンに応じた最適解となるプレーを持ち前の「IQ」で導き出し、高い「テクニック」でそのプレーを実現させる。世界最高の戦術家との呼び声が高いグアルディオラ監督がファーストチョイスとして、このカンセロを起用し続ける理由はここにあるに違いない。
また、シティやポルトガル代表の一員として数々の大舞台を経験してきたことで「メンタル」の強さも身につけ、一層頼れる存在へと成長した。年齢を重ねるごとにその完成度には磨きがかかっている。
【了】