FIFAワールドカップカタール2022 最新ニュース
カタールワールドカップが開幕し、連日熱戦が繰り広げられている。今回フットボールチャンネル編集部では、W杯を戦う実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(ポジションは主に代表チームでのもの、成績と市場価値は11月22日時点)。
10位:ダニーロ(ブラジル代表/ユベントス)
【写真:Getty Images】
生年月日:1991年7月15日
市場価値:1200万ユーロ(約14.4億円)
22/23リーグ戦成績:15試合0得点2アシスト
ブラジル代表通算成績:46試合1得点6アシスト
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名門サントスで頭角を現したダニーロは2011年12月に行われたクラブW杯にネイマールやガンソなどと共に参戦し、バルセロナを相手に世界レベルのサッカーに触れた。2012年に海外初挑戦として加入したポルトで高い評価を得るのに成功し、その後はレアル・マドリードやマンチェスター・シティ、ユベントスなどの欧州切ってのビッグクラブにも在籍した経験を持つベテランSBだ。
ポルト在籍時には“マイコン2世”と称されるほど、攻撃能力や「テクニック」に優れ、攻撃時にはブラジル人特有の細かいステップを活かした「ドリブル」から得点に直結するプレーを度々見せる。184cmというサイズや厚みのある体格、長い手足を器用に使って相手を寄せ付けず、ボールキープ時にはそう簡単に奪われることはない。
ディフェンダーとしての能力にももちろん定評があり、当たり負けしない「フィジカル」や安定した「空中戦」の強さは守備大国イタリアでも決して見劣りしない。また、戦術理解度が高く、守備面での安易なミスが年齢と共に減少してきていることからCBや左SBを任されることも多い。希少なユーティリティ性の持ち主であることからブラジル代表のチッチ監督やマッシミリアーノ・アッレグリ監督からも高い評価を得ている。
時折ピンチを招くミスを犯すこともあるが、ユベントス加入以降は攻守両面で安定したプレーを見せている。能力値を見ても、決して大きく飛び抜けた能力はないものの、極点に低い数値もなく、世界で最もバランスの取れたSBの1人であることは間違いない。