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サッカー日本代表、久保建英が見出す攻撃の活路とは?「逆に持っているなと」思った理由【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

久保建英が考えるワールドカップで重要なこととは?



「今回のW杯も何とかギリギリで滑り込んだ感覚がある。逆に持っているなと。W杯の開催時期であったり、いろいろ持っているなと思うので、チャンスを与えられるかもしれない立ち位置にいることをしっかりともう一回噛み締めて、自分の最大限できるプレーをやりたいなと思います」

 左サイドの久保がやるべき仕事はいくつかある。まずはハードワークを厭わず、献身的な守備を見せること。最前線で先発するであろう前田大然がスイッチ役を担い、久保は鎌田大地、伊東純也との2列目3枚でしっかり連動したプレッシングに行く必要がある。

 特に久保のサイドはヨナス・ホフマン、セルジュ・ニャブリらが陣取ってくると見られるため、久保は背後に位置する長友佑都、あるいは伊藤洋輝と協力しあいながら、確実に相手をつぶす仕事もこなす必要がある。

 アメリカ合衆国代表戦でも高い位置でボールを奪ってフィニッシュに持ち込むシーンがあったが、そういった形に持ち込めればベスト。相手が前がかりになればなるほどチャンスは広がるということになる。

「『守る守る』って入ると、どうしても押し込まれちゃうと思うんで、できるならば攻めていく姿勢を取ることが大事だと思います」と久保自身も語っていたが、いい守備がいい攻撃につながるということを今一度、強く認識してゲームに入ることが肝要だ。

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