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生き残れるか? カタールW杯戦力値ランキング25~32位。出場国の戦力を分析。番狂わせを狙う

シリーズ:カタールワールドカップ戦力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

韓国代表


【写真:Getty Images】


戦力値ランキング:26位
監督:パウロ・ベント
予選成績:7勝2分1敗
FIFAランキング:28位
戦力値:63(攻撃17/守備15/選手層14/勝負強さ17)

 最終予選は引き分けスタートで不安を抱かせたが、その後は白星を重ねて10大会連続11回目の出場を決めた。ドイツ代表に勝利しながらも決勝トーナメントに進めなかった前回大会から4年。パウロ・ベント監督はヨーロッパ的なエッセンスを加えながらチームを作り上げている。

 アジア屈指のGK大国のゴールマウスを守るのは、Jリーグでもなじみの深いキム・スンギュ。経験豊富なキム・ヨングォンとイタリアで評価を高めるキム・ミンジェが君臨する最終ラインはアジアトップクラスと言っていい。ただ、ネガティブ・トランジションには課題を残しており、9月のテストマッチではSBの裏を突かれて失点するシーンがあった。

 攻撃の起点となるのは中盤の底に入るチョン・ウヨン。ソン・フンミンを筆頭に前線のタレントは歴代最強クラスと言ってもよい。しかし、ファン・ウィジョとファン・ヒチャンは所属クラブで結果を残すことができておらず、ソン・フンミンは今月上旬に顔面を骨折してしまい、本大会に向けて不安を残す。

 大会直前のテストマッチでは3バックを試しており、アジア予選とは違った“本番仕様”の戦略を用意しているかもしれない。ただ、脆さが垣間見える現在の韓国代表が、強国揃うグループリーグを突破するのは簡単ではない。

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