チュニジア代表
戦力値ランキング:28位
監督:ジャレル・カドリ
予選成績:4勝1分1敗
FIFAランキング:30位
戦力値:61(攻撃14/守備18/選手層13/勝負強さ16)
今年1月にアシスタントコーチから昇格したジャレル・カドリ監督の下、チュニジア代表は2大会連続6回目のワールドカップに臨む。アフリカから出場する他の国に比べるとタレント力で劣るが、このチームは堅守を武器に大舞台に挑む。1月のアフリカネーションズカップ以降で9試合を戦い、失点を喫したのはブラジル代表戦のみ。6月は日本代表も苦しめられた。
欧州5大リーグの1部でプレーする選手はDFディラン・ブロン、DFモンタサル・タルビ、MFエリス・スキリ、FWワフビ・ハズリ。4人に加えて名が知られているのはマンチェスター・ユナイテッドからバーミンガムに期限付き移籍しているハンニバル・メイブリくらいだろう。
欧州で実績のある両DFが守備の要となり、スキリらを筆頭にハードワークできる選手が中盤に並ぶ。攻撃の核となるFWユスフ・ムサクニは欧州でのプレー経験がほとんどないが、長くチュニジア代表を引っ張ってきた功労者でありキャプテンだ。
アフリカ予選でもボールを握られる時間は少なくなく、それも決して苦にしない戦い方をしてきた。これは格上との対戦が多くなるワールドカップ向きとも言える。グループリーグを突破する上では欧州勢から勝ち点を奪う必要があるが、戦前の予想を覆して相手を苦しめる可能性もある。