アメリカ合衆国代表
戦力値ランキング:18位
監督:グレッグ・バーホルター
予選成績:7勝4分3敗
FIFAランキング:16位
戦力値:71(攻撃17/守備18/選手層18/勝負強さ18)
予選敗退に終わった前回大会から世代交代が進み、昨年は北中米カリブ海王者を決めるゴールドカップを制した。ワールドカップ予選は苦戦を強いられたが、3位に滑り込んでいる。
クリスティアン・プリシッチを筆頭に、欧州で活躍する若手が多い。セルジーニョ・デストのように欧州にルーツを持つ選手を積極的にリクルートしたことがチームの強化にもつながっている。プリシッチ、ウェストン・マッケニー、タイラー・アダムスら20代前半から中盤の選手が大半で、平均年齢はW杯で同国史上2番目に若い25歳175日となるという。
守備力に長けた中盤でボールを奪い、手数をかけずにゴール前まで迫るのが攻撃の特徴だ。最終ラインから攻撃を組み立てることも多いが、9月の日本代表戦ではビルドアップの脆さを露呈している。力が拮抗するイラン代表、ウェールズ代表との戦いでボールを「持たせられた」際の振舞いには注意を払わなければならない。
センターバックの2人はMLSでトップレベルのDFで、本命不在のセンターフォワードはヘスス・フェレイラやジョシュ・サージェントといった伸び盛りの選手たちが入った。チームとしての完成度はそこまで高くはないが、選手個々の能力は高く、伸びしろも十分にある。戦術がハマればグループリーグ突破の可能性は十分にあるだろう。