カナダ代表
戦力値ランキング:19位
監督:ジョン・ハードマン
予選成績:8勝4分2敗
FIFAランキング:41位
戦力値:70(攻撃18/守備17/選手層17/勝負強さ18)
冬の時代を知るベテランが精神的支柱となり、アルフォンソ・デイヴィスを筆頭とする若き逸材たちが台頭することで、カナダ代表はワールドカップ予選で躍進することとなった。ジョン・ハードマン監督は、ポゼッションとプレッシングを基調とする現代的なサッカーをカナダ代表に落とし込んでいった。
若くしてバイエルン・ミュンヘンの左サイドを任されたデイヴィスと、リールで得点を量産するジョナサン・デイヴィットがこのチームの顔だ。欧州にルーツを持つ選手も多く、GKミラン・ボージャン、ステファン・ユースタキオらはヨーロッパで長くもまれてきた経験を代表に還元している。
インテンシティーの高いトランジションサッカーは予選でこそ通用したが、クロアチア代表やベルギー代表という世界トップレベルの相手にどこまで通用するかは未知数だ。ブロックを敷いてカウンターを仕掛ける戦い方もオプションにあり、デイヴィスらスピードに長ける選手たちの個性が輝く。タレント力、戦術浸透度とも大陸ではトップレベルで、今大会のダークホースになる可能性も決して否定できない。