エクアドル代表
戦力値ランキング:22位
監督:グスタボ・アルファロ
予選成績:7勝5分6敗
FIFAランキング:44位
戦力値:67(攻撃17/守備18/選手層16/勝負強さ16)
エクアドル代表の躍進は、今大会の南米予選における最大のサプライズだった。2020年8月に就任したグスタボ・アルファロ監督は約30年もの監督経験があるベテランで、将来有望な若手選手を積極的に登用してチームに刺激を与えた。
3バックと4バックを使い分けるが、ハイプレスで試合の主導権を握るというコンセプトは変わらない。相手をサイドに追い込んでボールを奪い、テクニックとスピードを活かして素早くゴールに迫っていく。
タレントも豊富だ。エネル・バレンシアは健在で、ペルビス・エストゥピニャンやピエロ・インカピエがチームの軸になる。そして、若手の台頭も目覚ましく、欧州の移籍市場でも注目を集めるモイセス・カイセドやピエロ・インカピエが主力を張る。
国際経験の乏しさは課題に挙げられるが、欧州の高いレベルでプレーしている選手も多い。戦術遂行力は決して低くないが、エアポケットのように混乱して失点を喫してしまうこともあるのが懸念材料だ。90分を通して相手から自由を奪うことができれば、難敵が揃うグループリーグを突破することも可能だ。