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【イラン代表 カタールW杯無料選手名鑑】基本フォーメーション&招集メンバー全選手紹介

シリーズ:カタールW杯選手名鑑 text by 編集部 photo by Getty Images

MF


【写真:Getty Images】


サイード・エザトラヒ(背番号6)
生年月日:1996年10月1日(26歳)
所属クラブ:ヴェイレ(デンマーク)
22/23リーグ戦成績:8試合出場/0得点2アシスト
代表通算成績:47試合出場/1得点3アシスト

 若手時代からカルロス・ケイロス監督の薫陶を受けてきた中盤の要だ。前回大会もグループステージ2試合に先発出場した。アトレティコ・マドリードの下部組織に所属したことがあるほか、ロシアやイングランド、ベルギー、デンマーク、カタールと多くの国々を渡り歩いてきた国際派。アンカーのポジションから長短のパスを蹴り分けてゲームを作る。

アリ・カリミ(背番号18)
生年月日:1994年2月11日(28歳)
所属クラブ:カイセリセスポル(トルコ)
22/23リーグ戦成績:7試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:13試合出場/0得点0アシスト

 イラン代表の英雄と同名だが、血縁関係はない。昨季から今季序盤にかけて怪我などもあってほとんどプレーできず、代表からも遠ざかっていた。11月に2年ぶりに代表復帰してワールドカップ出場メンバーに滑り込み。激しい寄せやボール奪取などを得意とする無骨なセントラルMFだが、やはり懸念が残るのはコンディションだ。

アーマド・ヌーロラヒ(背番号21)
生年月日:1993年2月1日(29歳)
所属クラブ:シャバーブ・アル・アハリ(UAE)
22/23リーグ戦成績:9試合出場/0得点2アシスト
代表通算成績:25試合出場/3得点1アシスト

 ドラガン・スコチッチ監督のもとではチームに不可欠な選手として起用され、中軸としてカタールワールドカップ出場権獲得に大きく貢献した。本大会出場メンバーにも選ばれているが、直前のテストマッチは1分も出場しておらず、カルロス・ケイロス監督のもとでの立場は厳しいか。絶対的な武器はなくとも、高いレベルでバランスの取れた能力を備え、プレーの安定感は抜群。キャラの濃い選手ともピッチの上で良好な関係性を作れる柔軟性は貴重だ。

メフディ・トラビ(背番号16)
生年月日:1994年9月10日(28歳)
所属クラブ:ペルセポリス
22/23リーグ戦成績:11試合出場/0得点1アシスト
代表通算成績:36試合出場/7得点4アシスト

 前回大会はベンチに座ったまま一度も出番を得られずチームが敗退してしまった。だが、ロシアワールドカップ後はカルロス・ケイロス監督のもとで重要戦力に。カタールワールドカップのアジア予選でもベンチスタートが多く、出場機会は限定的だったが、ケイロス監督の再任によって再び存在感を増している。大柄な体格を駆使したドリブル突破を武器とし、左サイドから豪快な仕掛けでチャンスを作る。

サマン・ゴッドス(背番号14)
生年月日:1993年9月6日(29歳)
所属クラブ:ブレントフォード(イングランド)
22/23リーグ戦成績:6試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:33試合出場/2得3点アシスト

 プレミアリーグでは限定的な出場機会しか得られていないが、イラン代表では崩しの鍵を握る存在だ。繊細なタッチと抜群のパスセンスでアジア屈指のアタッカー陣にチャンスを供給する。スウェーデン生まれで、同国代表で2試合の出場歴を持っているが、2017年に両親の祖国イランのパスポートを取得。カルロス・ケイロス監督のもとでイラン代表に鞍替えした過去を持つ。

アリレザ・ジャハンバフシュ(背番号7)
生年月日:1993年8月11日(29歳)
所属クラブ:フェイエノールト(オランダ)
22/23リーグ戦成績:10試合出場/0得点3アシスト
代表通算成績:64試合出場/13得点アシスト

 AZアルクマール時代の2017/18シーズンにオランダ1部リーグ得点王に輝いたこともある、得点力が武器の右ウィングだ。その活躍の後、プレミアリーグでも3シーズンにわたってプレーした。昨季からオランダに復帰しているが、成績は下降傾向。まだまだ老け込むには早く、3度目のワールドカップで健在ぶりを示せるか。チャンスメイクの質は相変わらず高く、果敢な突破から高速クロスや絶妙なスルーパスを繰り出す。

ヴァヒド・アミリ(背番号11)
生年月日:1988年4月2日(34歳)
所属クラブ:ペルセポリス
22/23リーグ戦成績:5試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:68試合出場/2得点7アシスト

 天才肌のベテランは、本職の左ウィングのみならず、インサイドハーフや左サイドバックなど様々なポジションをこなしてカタールワールドカップ出場権獲得に貢献した。テクニカルなプレーを駆使してチャンスメイクで大きな力を発揮する。カルロス・ケイロス新体制でも左ウィングのレギュラー候補だ。実は法律の学士号とスポーツマネジメントの修士号を持つインテリでもある。

アリ・ゴリザデー(背番号17)
生年月日:1993年2月1日(29歳)
所属クラブ:シャルルロワ(ベルギー)
22/23リーグ戦成績:16試合出場/1得点1アシスト
代表通算成績:26試合出場/6得点3アシスト

 右サイドを起点に繊細なドリブル突破からチャンスを作るテクニシャンだ。カルロス・ケイロス監督再任後に出番を減らしているのは気がかりだが、途中出場からでも流れを変えられるポテンシャルを秘める。シャルルロワでは元日本代表の森岡亮太とチームメイト。ベルギー1部リーグでは、ゴールとアシストを合わせた年間のスコアリングポイントがコンスタントに二桁を超える実力の持ち主。

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