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【モロッコ代表 カタールW杯無料選手名鑑】基本フォーメーション&招集メンバー全選手紹介

シリーズ:カタールW杯選手名鑑 text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】


ハキム・ツィエク
生年月日:1993年3月19日(29歳)
所属クラブ:チェルシー(イングランド)
22/23リーグ戦成績:5試合出場/0得点
代表通算成績:43試合出場/18得点

 ハリルホジッチ前監督下における造反者の筆頭で、「あの指揮官の下では二度とプレーすることはない」と代表活動から離れた。イマジネーションが豊かでそれを実現できる高度なテクニックを持つ天才で、違いをつくるプレーで観客を魅了する。それ故に国内でも人気が高く、復帰を待望する国民の声に応えて連盟は監督を更迭した。

ソフィアン・ブファル
生年月日:1993年9月17日(29歳)
所属クラブ:アンジェ(フランス)
22/23リーグ戦成績:11試合出場/3得点
代表通算成績:32試合出場/6得点

 パリ生まれで、アンジェの下部組織で育つ。15/16シーズンに12得点4アシストを記録し、クラブ最高額の移籍金でサウサンプトンへ移る。18年には戦力外によるレンタルとW杯最終メンバー漏れを経験。初心に返る決意で20年からは古巣に帰還した。ドリブルでの状況打破を積極的に試みて精度の高いボールを送り込むウイング。

アブデ・エザルズリ
生年月日:2001年12月17日(20歳)
所属クラブ:オサスナ(スペイン)
22/23リーグ戦成績:8試合出場/0得点
代表通算成績:2試合出場/0得点

 モロッコで生まれて7歳でスペインへ移住し、地元クラブで本格的にサッカーを始める。19歳のときにバルセロナへ移籍し、トップリーグの試合を経験。今季はレンタルでオサスナに所属している。今年1月にはA代表への招集を拒否したが、説得に応じて9月に初出場を記録した。類いまれな才能を持つドリブラーでウイングが主戦場

アナス・ザロウリー
生年月日:2000年11月7日(22歳)
所属クラブ:バーンリー(イングランド)
22/23リーグ戦成績:13試合出場/4得点
代表通算成績:1試合出場/0得点

 W杯による中断前の最後となる試合で負傷したアミーヌ・アリの代替として、16日に緊急招集された。ベルギーで生まれて世代別代表では出生国に参加していたが、今回のA代表への緊急招集でモロッコを選んだ。今季途中からバーンリーに加入し、リーグ戦13試合に出場して4得点2アシストと上々の成績を残しているアタッカー。

ザカリア・アブクラル
生年月日:2000年2月18日(22歳)
所属クラブ:トゥールーズ(フランス)
22/23リーグ戦成績:15試合出場/3得点
代表通算成績:13試合出場/2得点

 オランダのロッテルダムで生まれ、19歳でトップリーグに出場。今季からの新天地としてフランスを選択し、15試合で3得点3アシストと好調ぶりを見せている。世代別代表ではオランダの招集に応じていたが、前監督がA代表に招き入れたハリル・チルドレン。ドリブルやコンビネーションを巧みに使って相手ゴールを脅かすサイドアタッカー。

ワリド・シェディラ
生年月日:1998年1月22日(24歳)
所属クラブ:バーリ(イタリア)
22/23リーグ戦成績:12試合出場/9得点
代表通算成績:2試合出場/0得点

 イタリアで生まれ育ち、生国でプロ選手としてのキャリアを築き上げている。現在はセリエBのバーリに所属し、これまでにトップリーグの試合に出場した経験はない。モロッコ代表から招集を受けたときにイタリア代表のマンチーニ監督も動いたというが、「自身の出自を裏切れないし、隠せない」として今年9月にA代表デビューした。

ユセフ・エン=ネシリ
生年月日:1997年6月1日(25歳)
所属クラブ:セビージャ(スペイン)
22/23リーグ戦成績:10試合出場/0得点
代表通算成績:50試合出場/15得点

「モハメッド6世フットボールアカデミー」出身のエリートで15年にスペインへと渡る。前回大会ではスペイン代表戦に途中出場して得点し、点取り屋であることを国民の記憶に刻み込む。また、一昨シーズンにはリーグ戦で自身初となる2桁得点を記録。ゴールへの期待が高いFWだけに、その裏返しで最近では批判の的にもなりやすい。

アブデルラザク・ハムダラー
生年月日:1990年12月17日(31歳)
所属クラブ:アル・イテハド(サウジアラビア)
22/23リーグ戦成績:6試合出場/4得点
代表通算成績:18試合出場/6得点

 アジアを中心にプロのキャリアを築いてきたストライカー。アル・ナスル所属時代の19年には年間57得点を記録し、ロベルト・レバンドフスキやリオネル・メッシを抑えてIFFHSワールドベストトップゴールスコアラーの栄誉に輝いている。同年開催のアフリカ・ネイションズカップ直前に同僚と揉めて代表を離脱。約3年ぶりの招集が今回の最終メンバーだった。

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