3位:鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1996年8月5日
市場価値:3000万ユーロ(約36億円)
22/23リーグ戦成績:13試合7得点4アシスト
代表通算成績:23試合7得点3アシスト
4-3-3への変更やフランクフルトでの不調などもあって一時は日本代表での序列が下がったが、今年6月シリーズで久々の招集を果たすと、ハイパフォーマンスを披露。続く9月シリーズでも森保ジャパンに欠かせない存在であることを証明し、堂々とカタールワールドカップメンバーに名を連ねた。
今季のフランクフルトでの成績が表しているように、チャンスメーカーとしてだけでなく、フィニッシャーとしても振る舞えるのが大きな強み。それを可能としている理由は、技術力はもちろん、「IQ」に優れているからと言えるだろう。相手にとって嫌なスペースを見つける眼が冴えており、そこを使う上手さがある。そして、ゴール前に関係なく常にポジショニングは絶妙。このあたりのセンスは他の選手にはないものを持っていると言えそうだ。
また、他の選手にはないものを持っているという意味では、「メンタル」も同じ。このスキルに関しては明らかに日本人離れしており、フランクフルトや日本代表でコンスタントに結果を残すことができる“根幹”となっている。W杯のような大舞台で普段通りのプレーを発揮できるのは、おそらく鎌田大地のような選手なのだろう。