5位:守田英正(スポルティングCP/ポルトガル)
【写真:Getty Images】
生年月日:1995年5月10日
市場価値:700万ユーロ(約8.4億円)
22/23リーグ戦成績:12試合3得点1アシスト
代表通算成績:18試合2得点2アシスト
川崎フロンターレで台頭した守田英正は、昨年3月に行われた韓国代表との親善試合で勝利に貢献して以降、森保ジャパンに定着した。試合を重ねるごとに存在感は増しており、今では中盤における絶対的な選手に。カタールワールドカップでも活躍が大いに期待される1人と言っていいだろう。
ポルトガルの強豪スポルティングCPでも主力を張る守田は、日本屈指の万能型だ。川崎Fで培った高い「パス」センスや「テクニック」、「ドリブル」を武器に、組み立てから崩しに至るまで幅広く貢献する。ピッチ上の状況を瞬時に理解できるなど「IQ」もハイレベルであり、軽率な判断ミスなどを犯すことが少ない。常に安定したプレーを発揮できるのは、そうしたスキルに加え「メンタル」も成熟しているからと言えるかもしれない。
また守田は「守備力」も高い。危機察知能力に長けており、相手の動き、あるいはパスを出す位置を先読みしてボールを奪い取るプレーがとくに冴えている。大柄ではないが「フィジカル」面でのハンデを感じさせないのは、体の使い方が巧みだからと言っていいだろう。攻守において非凡な働きを見せてくれる守田のトップ5入りは納得だ。