フォーメーション
64年ぶりにワールドカップ出場を決めたウェールズだが、力不足は否めず堅固な守備を構築する戦術で立ち向かう。
最終ラインのベン・デイヴィス、ジョー・ロドン、クリス・メファムは不動だが、相手や相性によって並びは変化する可能性がある。サイドにはネコ・ウィリアムズとコナー・ロバーツを配置して、時には最終ラインを5人にする守備ラインを築き人数をかけてゴールを守る。GKはウェイン・ヘネシーとダニー・ウォードとしのぎを削っている状況だが、現段階ではユーロ(欧州選手権)にも先発していたヘネシーがリードしている。
堅守速攻がチームのコンセプトになるため、前線を中心にスピードに優れた選手を起用。ダニエル・ジェームズやブレナン・ジョンソンがボールを受けて起点をつくり、スピードに乗って駆け上がってきたネコ・ウィリアムズとコナー・ロバーツの両ウイングバックを中心にサイドの局面を打開し、ゴール前へボールを送って決定機をつくり出す。後方から1本のパスで抜け出すことも抜け目なく狙っており、得点の鍵はやはりスピードになる。
もうひとつの得点の鍵はガレス・ベイルになる。キャリアとしては下降線をたどっているが、ウェールズ代表においては、まだまだスペシャルな存在で、得点に直結するプレーが期待される。しかしながら調子は決して上向きとは言えず、先発メンバーに名を連ねない可能性も十分にあり得る。それでもジョーカー的な存在となり、驚愕のプレーを見せてくれることを誰もが期待している。