DF
エクトル・モレーノ(背番号15)
生年月日:1988年1月17日(34歳)
所属クラブ:モンテレイ
22/23リーグ戦成績:15試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:128試合出場/5得点3アシスト
過去にPSVやローマ、レアル・ソシエダでプレーしたベテランで、代表ではDFリーダーの役割を担っている。空中戦や球際の強さは平凡だが、豊富な経験を生かしたカバーリングでチームを助ける。また高いボールテクニックと広い視野を持ち、難易度の高い縦パスを難なく通したり、ドリブルで相手のプレッシャーを回避するなどビルドアップでは絶大な貢献度を誇る。
セサル・モンテス(背番号3)
生年月日:1997年2月24日(25歳)
所属クラブ:モンテレイ
22/23リーグ戦成績:13試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:41試合出場/1得点1アシスト
190cmを超える長身を誇り、パワーを全面に押し出してFWに仕事をさせない守備スタイルを持つメキシコでは珍しくタイプのプレーヤーだ。空中戦の強さや思い切りの良いタックルを繰り出す反面、遅れていってしまいファウルを与えることもしばしば。東京五輪ではCBのレギュラーとしてプレーし、日本代表とも激闘を繰り広げた。現状は3番手だが、本大会ではアラウホからのポジション奪取も十分にあり得る。
ヨハン・バスケス(背番号5)
生年月日:1998年10月22日(24歳)
所属クラブ:クレモネーゼ(イタリア)
22/23リーグ戦成績:7試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:7試合出場/0得点0アシスト
CBとしてサイズが小さくパワー不足が指摘される反面、足元の技術に長けており、寸分の狂いもなく受け手に届く左足のフィードで局面を打開できるプレーヤー。今年1月のセリエA移籍以降は欧州の荒波に揉まれ、課題のフィジカル面も改善傾向にある。東京五輪ではモンテスとCBコンビを形成しており、今大会ではCBとSBのバックアッパーとしてメンバー入りを果たす。
ネストル・アラウホ(背番号2)
生年月日:1991年8月29日(31歳)
所属クラブ:クラブ・アメリカ
22/23リーグ戦成績:13試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:63試合出場/3得点0アシスト
モレーノとコンビを組むことが予想されるCBで、相方に欠けている球際の強さや空中戦の強さを持っており補完性は抜群。テクニックに関しても平均以上のものを持っており、ロングフィードで相手の背後を狙う姿勢を見せる。昨季まではセルタでレギュラーとしてプレーしており、今夏に4シーズンぶりの母国復帰を決断。クラブ・アメリカではDFリーダーとして前半戦の優勝に貢献した。
ヘラルド・アルテアガ(背番号6)
生年月日:1998年9月7日(24歳)
所属クラブ:ヘンク(ベルギー)
22/23リーグ戦成績:16試合出場/2得点1アシスト
代表通算成績:17試合出場/1得点0アシスト
テクニックとアジリティが売りのプレーヤーで、2020年夏にヘンク移籍を果たすと、1年目から多くの試合に出場して攻撃性能の高さをアピールし今や不動の左SBとなった。ドリブルの最中に何度も切り返して相手の重心を崩すことを得意としており、ボールを持った時の破壊力はウインガーにも引けを取らない。代表ではヘスス・ガジャルドと左SBの座を争っている。
ヘスス・ガジャルド(背番号23)
生年月日:1994年8月15日(28歳)
所属クラブ:モンテレイ
22/23リーグ戦成績:16試合出場/4得点0アシスト
代表通算成績:79試合出場/1得点5アシスト
攻撃参加が売りの左SBで、相手の背後を狙うフリーランや、PA内にドリブルで切り込むプレーを状況に応じて使い分ける能力の高さを持つ。敵陣深くに切れ込んだ後は正確なグラウンダークロスでゴールをアシスト。若くして代表に定着し、ロシアワールドカップでは左SBのレギュラーを掴んで4試合に出場して活躍を見せた。アルテアガの存在もありレギュラー争いは熾烈だが、経験値の高さを武器に自身の椅子を勝ち取りたい。
ホルヘ・サンチェス(背番号19)
生年月日:1997年12月10日(24歳)
所属クラブ:アヤックス(オランダ)
22/23リーグ戦成績:7試合出場/1得点1アシスト
代表通算成績:26試合出場/1得点0アシスト
クラブ・アメリカ時代にはメキシコリーグ屈指の右SBとして評価され、今夏アヤックスへ引き抜かれた逸材。対人戦の強さと足元の技術を兼ね備えており、守備では相手アタッカーを封殺、攻撃ではプレッシャーに動じず縦パスを入れて起点となる。9月の代表ウィークは怪我の影響で招集外だったが、健康体なら右SBのレギュラー候補だ。
ケビン・アルバレス(背番号26)
生年月日:1999年1月15日(23歳)
所属クラブ:パチューカ
22/23リーグ戦成績:16試合出場/0得点5アシスト
代表通算成績:8試合出場/0得点0アシスト
攻撃的なSBで、軽やかなステップで相手守備陣を翻弄する姿が印象的だ。また両足どちらからでも高精度のクロスでチャンスを作ることができ、今季のリーグ戦では5アシストを記録している。一方で守備時には簡単に突破されてしまうことや、自身の戻り遅れからピンチを招くこともあり、安定感には欠ける。同ポジションのサンチェスとタイプが異なるため、得点が欲しい展開では起用される可能性も。