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【エクアドル代表 カタールW杯無料選手名鑑】基本フォーメーション&招集メンバー全選手紹介

シリーズ:カタールW杯選手名鑑 text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】


アンへロ・プレシアード
生年月日:1998年2月18日(24歳)
所属クラブ:KRCヘンク(ベルギー)
22/23リーグ戦成績:8試合0得点1アシスト
代表通算成績:24試合0得点0アシスト

 ドリブルやボールキープに定評があるSBで、攻撃時のサポート役として存在感を発揮する。昨年1月に海外初挑戦として加入したKRCヘンクでは未だ定位置を確保するには至っていないが、エクアドル代表では昨年から同い年のバイロン・カスティージョと熾烈なポジション争いを繰り広げてきた。しかし、今回同選手が落選したことを受け、スタメンに名を連ねる可能性が高くなった。

ペルヴィス・エストゥピニャン
生年月日:1998年1月21日(24歳)
所属クラブ:ブライトン&ホーブ・アルビオンFC(イングランド)
22/23リーグ戦成績:10試合0得点1アシスト
代表通算成績:28試合3得点2アシスト

 まだ24歳と若手だが、これまで4度の期限付き移籍を経験した苦労人。その内の1つであるスペイン1部のオサスナでブレイクし、2019年10月に代表デビューを飾った。自身最大の武器である前方への推進力と高いパス精度でチャンスを生み出すことのできる希少なSBだ。今年行われた代表戦全てにフル出場を果たしており、グスタボ・アルファロ監督からは厚い信頼を寄せられている。

ピエロ・インカピエ
生年月日:2002年1月9日(20歳)
所属クラブ:レヴァークーゼン(ドイツ)
22/23リーグ戦成績:11試合1得点0アシスト
代表通算成績:21試合1得点1アシスト

 19歳と若くしてドイツへと渡ると瞬く間に才能が開花。エクアドル代表ではフェリックス・トーレスと共に最終ラインを統率し、強敵ひしめく南米予選でブラジル代表、アルゼンチン代表に次ぐ3番目の失点数に抑えた。攻撃の芽を摘み取る危機管理能力は20歳とは思えないほど高く、チームのために身を削るハートも持ち味。一方で、そのアグレッシブさから今季リーグ戦では累積による出場停止処分を既に2回受けており、成熟のための時間はまだ要するようだ。

ハビエル・アレアガ
生年月日:1994年9月28日(28歳)
所属クラブ:シアトル・サウンダーズ(アメリカ合衆国)
22/23リーグ戦成績:27試合1得点0アシスト
代表通算成績:17試合1得点1アシスト

 2019年から在籍しているシアトル・サウンダーズでは不動のCBとして君臨しているが、エクアドル代表では控えに回っている。とは言え、DFとしての実力はMLS屈指。対人のシーンでは冷静な対応で相手からボールを奪い取り、ピンチの際には身を徹してゴールを守る姿はカルレス・プジョルを彷彿とさせる。

ジャクソン・ポロソ
生年月日:2000年8月4日(22歳)
所属クラブ:トロワAC(フランス)
22/23リーグ戦成績:11試合2得点1アシスト
代表通算成績:5試合0得点0アシスト

 今年に入り、最も力を付けている逸材の1人だ。大柄な体格を活かした空中戦ではまさに敵なしで、セットプレー時には脅威を与える存在となる。今夏に加入したトロワACでは地位を確立しつつあり、エクアドル代表では直近3試合でフル出場を果たしている。今大会での序列は3~4番手となる可能性が高いが、果たして初の国際大会出場となるのだろうか。

ディエゴ・パラシオス
生年月日:1999年7月23日(23歳)
所属クラブ:ロサンゼルスFC(アメリカ合衆国)
22/23リーグ戦成績:28試合1得点4アシスト
代表通算成績:11試合0得点0アシスト

 世代別エクアドル代表でも実績を残した左SB。身長169cmと高さには不安を残すも、足元の技術とスピードを活かした攻撃能力の高さはピカイチ。果敢なオーバーラップでサイドを駆け上がり、正確無比なクロスで好機を演出する。ペルヴィス・エストゥピニャンという絶対的な左SBの影に隠れている状況が続いているが、攻撃時の存在感は同選手にも勝るとも劣らない。

ロベルト・アルボレダ
生年月日:1991年10月22日(31歳)
所属クラブ:サンパウロ(ブラジル)
22/23リーグ戦成績:8試合0得点0アシスト
代表通算成績:31試合1得点4アシスト

 31歳のベテランCBが自身初のW杯に挑む。身長を活かした空中戦の強さは衰え知らず。実力は申し分ないものの、唯一の懸念点は今季大きな負傷による離脱期間が長かったこと。サンパウロでは公式戦32試合、エクアドル代表では2試合の欠場を余儀なくされたが、今大会では出場時間を得ることはできるのだろうか。

ウィリアム・パチョ
生年月日:2001年10月16日(21歳)
所属クラブ:ロイヤル・アントワープFC(ベルギー)
22/23リーグ戦成績:16試合0得点1アシスト
エクアドル代表通算成績:0試合0得点0アシスト

 ベルギーで躍動する逸材がW杯メンバーに滑り込んだ。得意のインターセプトで攻撃の芽を摘み取り、高いパス精度を活かした展開力で最終ラインから攻撃を組み立てる。今年9月に行われた親善試合で代表初招集を受けるも、代表戦での出場試合数はゼロ。序列はフェリックス・トーレスやピエロ・インカピエらに次ぐ3~4番手といった所で出番が回る可能性が低いが、将来のエクアドル代表の最終ラインを統率する1人になることは間違いない。

フェリックス・トーレス
生年月日:1997年1月11日(25歳)
所属クラブ:サントス・ラグナ(メキシコ)
22/23リーグ戦成績:15試合2得点0アシスト
代表通算成績:16試合2得点1アシスト

 カタールW杯・南米予選後半ではピエロ・インカピエとCBコンビを組み、安定した守備力を発揮。ビルドアップ能力には若干難があるが、守備時の地上戦・空中戦では他を寄せ付けない強さを備えている。セットプレー時には空中戦の強さからターゲットマンとなることが多く、南米予選第15節のブラジル代表戦ではCKから上手く頭で合わせ、貴重な同点弾を挙げた。今大会でも相手にとって脅威を与える存在になることは間違いない。

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