フットボールチャンネル

【セルビア代表 カタールW杯無料選手名鑑】基本フォーメーション&招集メンバー全選手紹介

シリーズ:カタールW杯選手名鑑 text by 編集部 photo by Getty Images

MF


【写真:Getty Images】


ネマニャ・グデリ
生年月日:1991年11月16日(31歳)
所属クラブ:セビージャ/スペイン
22/23リーグ戦成績:12試合出場/2得点
代表通算成績:48試合出場/1得点

 オランダを中心にプロ選手として活動した父のもとに生を受け、2009年に父が活躍したNACブレダとプロ契約を結ぶ。弟もプロ選手になり、妹はプロテニス選手として活躍するスポーツ一家。中盤の底で相手を止める守備的なMFを本職とするが、最近はCBも務める。ゴールに突き刺さる強烈な一撃を武器とするため、中盤での起用が推奨される。

セルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ
生年月日:1995年2月27日(27歳)
所属クラブ:ラツィオ/イタリア
22/23リーグ戦成績:14試合出場/3得点
代表通算成績:35試合出場/6得点

 スペイン生まれで出生届提出の際に役人が誤って父の姓と母の姓を合わせて登録したため、セルビアでも特殊な氏名となった。子どもの頃に父のプレーぶりにあこがれ、プロサッカー選手になることを決意した。生まれ持った身体能力の高さに加えて技術や戦術眼にも優れており、ゴールを生み出す創造力にも富む攻撃の中心的存在。

サシャ・ルキッチ
生年月日:1996年8月13日(26歳)
所属クラブ:トリノ/イタリア
22/23リーグ戦成績:12試合出場/2得点
代表通算成績:32試合出場/2得点

 ふくらはぎを負傷しており、リーグ戦の直近2試合を欠場しているが最終メンバーに選出された。中央に位置する中盤でのプレーを主軸として、さまざまなタスクを請け負う。屈強なフィジカルを生かして攻守にわたって広範囲で活躍。相手のプレッシングに耐え得るキープ力が魅力で、その状況を打破して味方のチャンスへとつなげる。

マルコ・グルイッチ
生年月日:1996年4月13日(26歳)
所属クラブ:ポルト/ポルトガル
22/23リーグ戦成績:8試合出場/0得点
代表通算成績:17試合出場/0得点

 2015年にU-20W杯を制覇した中心メンバーだったことで注目されリバプールに加入したが、その後のキャリアはレンタル移籍で欧州各地を放浪する日々が続く。今季は3季目となったポルトへ完全移籍。攻守に息巻くセントラルMFは奪ったボールを縦へ展開するだけでなく、ヘディングやミドルシュートのクオリティも高く得点に絡める。

ウロシュ・ラチッチ
生年月日:1998年3月17日(24歳)
所属クラブ:ブラガ/ポルトガル
22/23リーグ戦成績:8試合出場/0得点
代表通算成績:9試合出場/0得点

 18年にバレンシアに加入してレンタル移籍を経た後、2シーズンに渡って主力を務めてきた。その活躍が認められ、昨年3月の予選からA代表に招集される。しかし、今季は戦力外となり出場機会を求めてブラガへレンタル移籍するも苦戦中。長い手足や抜き出た頭をうまく活用して、果敢にタックルや空中戦へと挑むセントラルMF。

ネマニャ・マクシモビッチ
生年月日:1995年1月26日(27歳)
所属クラブ:ヘタフェ/スペイン
22/23リーグ戦成績:12試合出場/0得点
代表通算成績:39試合出場/0得点

 プロを目指しツルヴェナ・ズヴェズダの下部組織で奮闘してきたが昇格できず、国外にチャンスを求めて15年にはスロベニアでプロデビューの夢を勝ち取る。その後はカザフスタンからスペインへ流れ、ヘタフェへの移籍を機にA代表に定着した。守備能力の高いMFで、的確なポジショニングと鋭い読みでボールをインターセプトする。

イバン・イリッチ
生年月日:2001年3月17日(21歳)
所属クラブ:エラス・ヴェローナ/イタリア
22/23リーグ戦成績:7試合出場/0得点
代表通算成績:5試合出場/0得点

 16歳15日でトップチームデビューを果たし、翌シーズンにはマンチェスター・シティと契約した逸材。その後はレンタル移籍を繰り返し、昨季に20年から所属していたエラス・ヴェローナへ完全移籍する。ボールをはじき返す堅固な守備に長けているが、9月のノルウェー戦で記録したアシストのようにスペースへ走り込む攻撃参加も魅力だ。

フィリップ・コスティッチ
生年月日:1992年11月1日(30歳)
所属クラブ:ユベントス/イタリア
22/23リーグ戦成績:15試合出場/1得点
代表通算成績:50試合出場/3得点

 小さな頃から年上を相手に1対1を仕掛けていたデュエリストが、オランダやドイツで名声を得て今季からユベントスで新たなキャリアを築いている。鍛え上げた突破力で左サイドを切り裂き、高速クロスを供給してゴールを演出する。得点をアシストするだけでなく、精度の高い左足でミドルシュートやFKからゴールを狙うこともできる。

アンドリヤ・ジブコビッチ
生年月日:1996年7月11日(26歳)
所属クラブ:PAOK/ギリシャ
22/23リーグ戦成績:10試合出場/1得点
代表通算成績:28試合出場/1得点

 13年10月に行われた日本代表戦に17歳3カ月で途中出場し、同代表の史上最年少出場記録を更新した。小柄ながら早熟で左足を得意とするドリブラーであったことから、「セルビアのメッシ」と呼ばれる。自ら得点を挙げることは決して多くないが、効果的にドリブルやパスを選択してシュートチャンスを演出する右サイドのアタッカー。

ダルコ・ラゾビッチ
生年月日:1990年9月15日(32歳)
所属クラブ:エラス・ヴェローナ/イタリア
22/23リーグ戦成績:11試合出場/0得点
代表通算成績:25試合出場/0得点

 6歳から地元サッカークラブのアカデミーに通い、サッカーの腕を磨く。17歳でトップチーム出場を果たした後、ツルヴェナ・ズヴェズダへの移籍を経て15年にイタリアへ渡る。サイドを主戦場として攻撃的なタスクの比重が高いMFで、ドリブル突破から質の高いクロスを供給する。クラブでは左を担うことが多いが代表では右を担当。


1 2 3 4 5 6

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!