DMF:田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ/ドイツ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1999年9月10日
日本代表通算成績:14試合2得点
日本代表の心臓、遠藤航はリーグ戦第14節のヘルタ戦で負傷。相手選手と激しく衝突してしまい脳震盪でピッチから退いた。現地時間14日にはシュトゥットガルトが公式ツイッターを通じて「脳震盪から順調に回復した」と発信していたが、カナダ代表戦は欠場となる。代役となるのは、田中碧を予想する。
田中碧は10月29日に行われたリーグ戦で右膝を負傷。以降は欠場が続き、今月13日に日本代表チームに合流後は別メニュー調整となっていた。だが、15日に行われたトレーニングでは全体練習に合流している。フル出場した9月のエクアドル代表戦では目立った活躍がなかったが、カナダ代表戦では遠藤の穴を埋める活躍をみせられるか。
DMF:柴崎岳(レガネス/スペイン)
【写真:Getty Images】
生年月日:1992年5月28日
日本代表通算成績:59試合3得点
17日に行われるカナダ代表戦はカタールワールドカップ前最後の調整の場となる重要な一戦だ。だが、昨日脳震盪を負った遠藤航に加え、守田英正も左ふくらはぎの違和感により同試合を欠場することが決まった。
そのため、ダブルボランチの一角は柴崎岳となるだろう。レガネスでコンスタントに出場している柴崎のコンディションは万全。13日に日本代表チームに合流後は、トレーニングでフルメニューをこなしている。昨年10月のサウジアラビア代表戦以降、序列を落としている同選手は、9月に行われたエクアドル代表との親善試合に先発出場したが、ほとんど何も出来ず。終始無難なプレーに終わったが、カナダ代表戦では周囲の不安を一蹴する活躍をみせられるか。
RMF:伊東純也(スタッド・ランス/フランス)
【写真:Getty Images】
生年月日:1993年3月9日
日本代表通算成績:38試合9得点
右サイドハーフは日本代表の攻撃を牽引する快速アタッカー、伊東純也が務めるだろう。今夏にスタッド・ランスへ移籍した同選手は、加入後すぐに定位置を確保。ここまでリーグ戦12試合でチーム2位の4得点を決める活躍をみせている。
凄まじいスピードは相手にとって常に脅威となる。だが、伊東のプレーはこの最大の武器を活かした縦への突破や相手ディフェンスラインの裏への飛び出しに留まらない。味方SBを囮にしたカットインや高精度のクロスなど、プレーの幅が広い。日本代表では2月に行われたアジア最終予選のサウジアラビア代表戦以降得点がないが、カナダ代表戦でゴールを決めてカタールワールドカップに弾みを付けられるか。
LMF:久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)
【写真:Getty Images】
生年月日:2001年6月4日
日本代表通算成績:19試合1得点
カナダ代表戦で左サイドハーフを務めるのは、久保建英となるだろう。同ポジションにはブライトンで目覚ましい活躍をみせている三笘薫もいるが、同選手は体調不良で先日のリーグ戦を欠場。まだイングランドを発っておらず、体調回復後に日本代表に合流する。
今季加入したレアル・ソシエダで見事な活躍をみせている久保は、10月に左肩を負傷したが運よく軽傷。11月9日に行われたラ・リーガ第14節のセビージャ戦で復帰し、勝利に貢献している。日本代表に合流した13日のトレーニングでは、負傷明けということもあり途中から別メニュー調整となったようだが、もう左肩は問題ない様子。レアル・ソシエダでの勢いそのままに、カナダ代表戦では攻撃を牽引する活躍を期待したい。
OMF:鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1996年8月5日
日本代表通算成績:21試合6得点
今季の鎌田大地は絶好調。リーグ戦では13試合でチーム最多の7得点を挙げると、自身初挑戦のUEFAチャンピオンズリーグでも6試合で3ゴール。日本人選手初の3試合連続得点という快挙を達成し、フランクフルトをクラブ史上初の決勝トーナメント進出に導いた。
フランクフルトでの勢いそのままに、鎌田は日本代表でも躍動。9月に行われたアメリカ合衆国代表戦では先制点をマークし、エクアドル代表戦では途中出場から抜群のポジショニングと正確なパスで攻撃を活性化した。トップ下は、現日本代表の顔ともいえる鎌田で間違いないだろう。