フォーメーション
育成環境の整備が花開き、才能あふれる多くの若手がMLSで躍動し、精鋭たちが海を渡ってヨーロッパでも活躍している。冬の時代を知るベテランが精神的支柱となり、アルフォンソ・デイヴィスやジョナサン・デイヴィッドを筆頭とする若手が躍動した結果、北中米カリブ海予選で首位を走り、36年ぶりとなるワールドカップ出場権を獲得した。
同国女子代表を強豪国へと成長させたジョン・ハードマン監督は、ポゼッションとプレッシングを基調とする現代的なサッカーを志向する。とはいえ、理想に固執することなく、時にはコンパクトなブロックからカウンターを狙うこともある。
予選では4バックが中心だったが、互角以上の相手には5バック(3バック)で臨んだ試合もあった。4バックだとデイヴィスとダジョン・ブキャナンがより攻撃に力を注ぐことが可能で、2トップにはデイヴィッドとサイル・ラリンを中心に個性豊かな面々が起用されるだろう。
ジョナサン・オソリオと生き字引のアティバ・ハッチンソンのコンディションが不透明であり、中盤の組合せは流動的だが、サミュエル・ピエットとステファン・ユースタキオのコンビがファーストチョイスになる可能性がある。
最終ラインは枚数によって顔触れが変わるが、アリスター・ジョンストン、カマル・ミラー、スティーブン・ヴィトーリアが軸になる。最後尾を守るのは、酸いも甘いも嚙み分けるミラン・ボージャンになる。