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【オランダ代表 カタールW杯無料選手名鑑】基本フォーメーション&招集メンバー全選手紹介

シリーズ:カタールW杯選手名鑑 text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】


ステファン・デ・フライ(背番号6)
生年月日:1992年2月5日(30歳)
所属クラブ:インテル(イタリア)
22/23リーグ戦成績:12試合出場/1得点0アシスト
代表通算成績:59試合出場/3得点1アシスト

 3位だった2014年のブラジルワールドカップで全7試合に出場していた経験豊富なCBだ。オランダ出身のCBらしくボールを扱うことに長けており、楔のパスやフィードの質が高い。一方で今季は衰えを指摘する声も多く、パフォーマンスレベルがかなり低いのは心配だ。これまで長くオランダ代表を引っ張ってきた存在ではあるが、スタメンから外すことを検討しなければならないだろう。

フィルジル・ファン・ダイク(背番号4)
生年月日:1991年7月8日(31歳)
所属クラブ:リバプール(イングランド)
22/23リーグ戦成績:14試合出場/1得点0アシスト
代表通算成績:49試合出場/6得点0アシスト

 オランダ代表の絶対的なキャプテンであり、ディフェンスリーダーだ。2020/21シーズンに負った大怪我の影響で、負傷前と比較するとパフォーマンスが落ちているという意見もあるが、相手FWに走り勝てるスピードと空中戦の強さは健在。2015年にオランダ代表デビューを飾っているが、同国は2016年のユーロ(欧州選手権)と2018年のロシアワールドカップの出場を逃し、昨夏のユーロは自身の怪我でメンバー入りすることができなかったため、今大会が自身初の国際大会出場となる。

マタイス・デ・リフト(背番号3)
生年月日:1999年8月12日(23歳)
所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
22/23リーグ戦成績:12試合出場/1得点0アシスト
代表通算成績:38試合出場/2得点4アシスト

 19歳でアヤックスの主将を任されたワンダーボーイも若手とは呼べない年齢に差し掛かってきた。ユベントスの財政難、そしてよりアタッキングなフットボールを求めて今夏に移籍したバイエルン・ミュンヘンでは、本人も語るように個人で相手攻撃陣を止める守備戦術に苦戦をしたが、ワールドカップ中断前には完全に適応した。アヤックス仕込みのパス精度の高さや読みの鋭さは新天地でも冴えわたっているが、選手層の厚いオランダ代表のCB陣ではレギュラー当確とは言えず、9月の代表戦では出場機会がなかった。

ナタン・アケ(背番号5)
生年月日:1995年2月18日(27歳)
所属クラブ:マンチェスター・シティ(イングランド)
22/23リーグ戦成績:8試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:29試合出場/3得点1アシスト

 CBや左SB、ボランチまで幅広いポジションを高いレベルでこなせる左利きのDF。身長は180cmと小柄だが、身体能力が高く、空中戦も苦にしない。ビルドアップ能力が求められるマンチェスター・シティでも主力としてプレーできる実力者だが、怪我が多いのは懸念点。オランダ代表では今年に入ってスタメンの機会が増えており、直近の2試合で先発出場している。3バックの場合、カバーリングエリアの広さや対人守備などを考えると、彼が最も左CBに適任かもしれない。

ユリエン・ティンバー(背番号2)
生年月日:2001年6月17日(21歳)
所属クラブ:アヤックス
22/23リーグ戦成績:14試合出場/0得点2アシスト
代表通算成績:10試合出場/0得点0アシスト

 選手層の厚いオランダ代表のCBにおいて、その競争力をさらに高めているのがユリエン・ティンバーの存在である。右SBとしても十分にプレーできる走力と、トップ下の選手とも遜色がない抜群のテクニックの持ち主で、最終ラインから積極的に攻撃参加するその姿は“司令塔”そのもの。裏に抜かれても抜群の走力で追いつけてしまうため、3バックの右CBは彼以上に適任の選手はいない。デ・フライやデ・リフトらに代わってスタメンに名を連ねる可能性が高いだろう。

ダレイ・ブリント(背番号17)
生年月日:1990年3月9日(32歳)
所属クラブ:アヤックス
22/23リーグ戦成績:13試合出場/0得点2アシスト
代表通算成績:94試合出場/2得点13アシスト

 ルイ・ファン・ハール監督にはオランダ代表とマンチェスター・ユナイテッドで指導を受け、代表通算100試合出場が間近に迫る経験豊富なDF。現在32歳とベテランと呼ばれる年齢に差し掛かっているが、全く怪我をすることなく、消化試合や国内カップ戦を除けばほぼ全試合に出場している。左SBとしては決して走力があるタイプではないが、経験とサッカーIQの高さを生かしたポジショニングや読みの鋭さで運動量をカバーしている。

デンゼル・ダンフリース(背番号22)
生年月日:1996年4月18日(26歳)
所属クラブ:インテル(イタリア)
22/23リーグ戦成績:15試合出場/1得点3アシスト
代表通算成績:37試合出場/5得点6アシスト

 抜群の身体能力が持ち味のパワフルなライトバック。身体能力の高さは図抜けており、スピードとジャンプ力はチーム随一で、果敢な攻撃参加で得点に絡むことも少なくない。セットプレーでゴール前に上がり、ストライカー顔負けの打点の高いヘディングシュートを叩き込むことも。昨夏のユーロ(欧州選手権)では2試合連続ゴールを決めるなど国際大会でも結果を出している。今年も既に2ゴールを決めており、今大会でも期待がかかる。

タイレル・マラシア(背番号16)
生年月日:1999年8月17日(23歳)
所属クラブ:マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
22/23リーグ戦成績:9試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:6試合出場/0得点2アシスト

 169cmとかなり小柄だが、スピードを生かした攻撃参加と粘り強い守備でチームのために左サイドを走り続ける頑張り屋さん。粗削りな部分はあるものの、積極性が持ち味で、今夏に加入したマンチェスター・ユナイテッドではそうした姿勢が評価されて開幕直後に多くの出場機会を得た。オランダ代表ではブリントの控えだが、完全なベンチ要員ではなく、ルイ・ファン・ハール監督の下で出場機会を増やしている。

ジェレミー・フリンポン(背番号26)
生年月日:2000年12月10日(21歳)
所属クラブ:レバークーゼン(ドイツ)
22/23リーグ戦成績:15試合出場/5得点1アシスト
代表通算成績:0試合出場/0得点0アシスト

 ウインガー顔負けのドリブルとスピードが持ち味。今季は所属するレバークーゼンで右ウイングバックとして起用されることもあり、既に5ゴールを記録している。これまでオランダ代表には予備メンバーに選出されたことはあったものの、正式に代表メンバーの一員となったのはカタールワールドカップが初めて。7歳でイングランドへと渡り、マンチェスター・シティのアカデミーで育った異色の経歴の持ち主。

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