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なぜか…ロシアワールドカップで輝けなかった5人の名手。孤軍奮闘した世界最高の名手とは?

シリーズ:ワールドカップで輝けなかった5人の名手 text by 編集部 photo by Getty Images

GK:ダビド・デ・ヘア(元スペイン代表/マンチェスター・ユナイテッド)

1125-デヘア
【写真:Getty Images】


生年月日:1990年11月7日
ロシアワールドカップ成績:4試合6失点

 09/10シーズンにアトレティコ・マドリードでスタメンの座を勝ち取ったダビド・デ・ヘアは、同年にクラブ史上初のヨーロッパリーグ(EL)優勝に貢献。その活躍によりデビュー後すぐに世界中のビッグクラブから注目され、2011年にマンチェスター・ユナイテッドへ移籍を果たした。

 長きに渡り、マンチェスター・ユナイテッドのゴールマウスに君臨したファン・デル・サールの後を継ぎ、同クラブの守護神となったデ・ヘアは、2012年にスペイン代表に初招集された。スペイン代表では、ブラジルワールドカップ後にイケル・カシージャスが代表から離れると正GKに定着。2018FIFA W杯欧州予選では無敗でのW杯出場権獲得に貢献した。

 しかし、本大会では枠内に7本のシュートを打たれると6失点。セーブしたのは1本のみと、これまでにない最悪の結果となった。優勝候補の一角と言われたスペイン代表だが、ベスト16でロシア代表に敗れて敗退。大会直前のフレン・ロペテギ監督解任など、チームが揺らぐ騒動はあったが、それにしてもデ・ヘアのパフォーマンスは低調であり、何も出来ずに姿を消した。

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