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【アルゼンチン代表 カタールW杯無料選手名鑑】基本フォーメーション&招集メンバー全選手紹介

シリーズ:カタールW杯選手名鑑 text by 編集部 photo by Getty Images

MF


【写真:Getty Images】


ロドリゴ・デ・パウル(背番号7)
生年月日:1994年5月24日(28歳)
所属クラブ:アトレティコ・マドリード(スペイン)
2022リーグ戦成績:10試合出場/1得点1アシスト
代表通算成績:43試合出場/2得点7アシスト

 南米屈指のチャンスメイカー、ロドリゴ・デ・パウルが自身初のワールドカップに臨む。セリエAで名を挙げた同選手は、ロシアワールドカップ後にアルゼンチン代表デビューを飾り、瞬く間に不動の存在に。広い視野でピッチを見渡し、正確なロングパスでゲームをコントロールする。攻撃面でのチャンスメイクはもちろんだが、高い危機察知能力と機動力を活かして広範囲をカバーできるこの男は、守備面でも存在感が絶大だ。W杯初出場で初優勝を飾ることが出来るか。

レアンドロ・パレデス(背番号5)
生年月日:1994年6月29日(28歳)
所属クラブ:ユベントス(イタリア)
2022リーグ戦成績:7試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:45試合出場/4得点5アシスト

 レアンドロ・パレデスは今年10月にハムストリングを負傷。ワールドカップ出場が危ぶまれていたが、無事にメンバー入りを果たした。中盤の底に君臨するパレデスのプレースタイルはシンプル。状況判断が早く、少ないタッチでボールをさばく。常にポジショニングが的確で、相手の攻撃の芽を摘み取るこの男は、コンビを組むロドリゴ・デ・パウルと共に中盤を制圧する。直近まで負傷していたためコンディション面が不安だが、間違いなくチームに欠かすことのできない選手の1人だ。

ギド・ロドリゲス(背番号18)
生年月日:1994年4月12日(28歳)
所属クラブ:レアル・ベティス(スペイン)
2022リーグ戦成績:12試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:25試合出場/1得点1アシスト

 コパ・アメリカ2021で11大会ぶり15度目の優勝に貢献したファイター、ギド・ロドリゲスは圧倒的なデュエルの強さを誇る。球際で当たり負けすることがほとんど無く、体の入れ方や足の出し方が上手いためノーファールでボールを刈り取る。狙った相手は決して逃さず、攻撃の芽を摘み取るこの男は対戦相手にとって厄介な存在となるだろう。

アレクシス・マック・アリスター(背番号20)
生年月日:1998年12月24日(23歳)
所属クラブ:ブライトン(イングランド)
2022リーグ戦成績:12試合出場/4得点0アシスト
代表通算成績:7試合出場/0得点0アシスト

 サッカー日本代表MF三笘薫の同僚、アレクシス・マック・アリスターがアルゼンチン代表メンバーに名を連ねた。ブライトンで10番を背負うこの男は、抜群の攻撃力が魅力だ。的確なポジショニングと卓越したパスセンスでチャンスを演出し、機を見た飛び出しや強烈なミドルシュートで得点を奪う。ボールキープ力も高く、中盤で複数人に寄せられても簡単に失うことがない。2019年のアルゼンチン代表デビュー以降、2年以上代表から遠ざかったが、2022年3月に復帰を果たし、ギリギリでワールドカップ出場の切符を手にした。

アレハンドロ・ゴメス(背番号17)
生年月日:1988年2月15日(34歳)
所属クラブ:セビージャ(スペイン)
2022リーグ戦成績:11試合出場/0得点1アシスト
代表通算成績:15試合出場/3得点4アシスト

 アレハンドロ・ゴメスが34歳にして初めてワールドカップに出場する。身長167cmと小柄な同選手は、高い足元の技術を活かしたタッチの細かいドリブルで相手の守備網を突破する。右足から放たれるシュートは小柄な体格からは想像できないほど強烈だ。また、既にベテランと呼ばれる年齢だが、スパルタで知られるジャン・ピエロ・ガスペリーニの教え子であるため強靭なフィジカルと豊富な運動量も持ち合わせる。おそらく最初で最後となるカタールワールドカップで、トロフィーを掲げることが出来るだろうか。

エンソ・フェルナンデス(背番号24)
生年月日:2001年1月17日(21歳)
所属クラブ:ベンフィカ(ポルトガル)
2022リーグ戦成績:11試合出場/1得点2アシスト
代表通算成績:2試合出場/0得点0アシスト

 リーベル・プレートが生んだ逸材。中盤の底でプレーするエンソ・フェルナンデスは21歳と思えない程の落ち着きをみせ、高い危機察知能力を活かしたボール奪取から高精度のロングパスで試合をコントロールする。エンソがアルゼンチン代表デビューしたのは、今年9月のこと。同月に行われた親善試合2試合で実力を証明し、プロ2年目にしてカタールワールドカップへの切符を手にした。

エセキエル・パラシオス(背番号14)
生年月日:1998年10月5日(24歳)
所属クラブ:レバークーゼン(ドイツ)
2022リーグ戦成績:9試合出場/1得点0アシスト
代表通算成績:20試合出場/0得点2アシスト

 アルゼンチン屈指のゲームメイカー。ヨーロッパではトニ・クロースやルカ・モドリッチが好きと語るように、エセキエル・パラシオスも生粋のパサーだ。相手DF間を通すスルーパスは絶品。状況判断が早く、戦況に応じて瞬時に的確なパスを出せる点もこのMFの魅力だ。ただ、アルゼンチン代表での序列は決して高くなく、おそらく中盤の3、4番手となるだろう。

マルコス・アクーニャ(背番号8)
生年月日:1991年10月28日(31歳)
所属クラブ:セビージャ(スペイン)
2022リーグ戦成績:9試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:42試合出場/0得点5アシスト

 ラ・リーガで躍動する遅咲きのレフティー。マルコス・アクーニャは攻撃意識と守備意識の両方が高く豊富な運動量と強靭なフィジカルで90分通してハードワークする。アルゼンチン代表では主に左サイドバックを務めているが、卓越したテクニックを活かしたタッチの細かいドリブルを得意するこの男は、左サイド全域でプレーが可能だ。能力に疑いの余地はないが、プレーが少し荒く、すぐに挑発に乗ってしまうのが懸念点。所属クラブでは警告を受けることが多いが、ワールドカップで冷静なプレーを期待したい。

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