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【ベルギー代表 カタールW杯無料選手名鑑】基本フォーメーション&招集メンバー全選手紹介

シリーズ:カタールW杯選手名鑑 text by 編集部 photo by Getty Images

MF


【写真:Getty Images】


ヤニック・フェレイラ・カラスコ
生年月日:1993年9月4日(29歳)
所属クラブ:アトレティコ・マドリード(スペイン)
2022リーグ戦成績:12試合出場/1得点0アシスト
代表通算成績:59試合出場/8得点13アシスト

 ベルギー代表不動の左サイドハーフ。ヤニック・フェレイラ・カラスコの最大の武器である卓越したテクニックとスピードを活かした切れ味鋭いドリブルは、世界の名だたるDF達でも簡単に止めることは出来ない。ユーロ2016(欧州選手権)以降は左ウイングバックを務め、守備面でも存在感をみせるこの男は、チームに欠かせない選手の1人だ。

ティモシー・カスターニュ
生年月日:1995年12月5日(26歳)
所属クラブ:レスター(イングランド)
2022リーグ戦成績:13試合出場/1得点2アシスト
代表通算成績:25試合出場/2得点3アシスト

 ベルギー代表不動の右サイドバックはトーマス・ムニエだが、今年10月に頬骨を骨折して復帰できていないため、ティモシー・カスターニュが代役を務めることになるだろう。このDFの走力は異次元で、豊富な運動量とスピードを兼ね備える。守備だけでなく積極果敢な上がりから高精度のクロスでアシストするなど、攻守両面で存在感を発揮する。

トーマス・ムニエ
生年月日:1991年9月12日(31歳)
所属クラブ:ドルトムント(ドイツ)
2022リーグ戦成績:8試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:58試合出場/8得点16アシスト

 トーマス・ムニエは10月に行われたDFBポカール2回戦のハノーファー戦で頬骨を骨折。この負傷以降プレーしておらずカタールW杯出場が危ぶまれていたが、メンバー26人に名を連ねた。ベルギー代表で右ウイングバックを務めるこの男は不動の地位を確立。攻撃面では正確なパスでチャンスを演出し、守備面では対人守備の強さや素早いカバーリングで貢献する。本大会は負傷明けすぐとなるため、フィットネスやコンディション面に不安はあるが、間違いなくチームに欠かすことのできない存在だ。

トルガン・アザール
生年月日:1993年3月29日(29歳)
所属クラブ:ドルトムント(ドイツ)
2022リーグ戦成績:12試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:45試合出場/9得点8アシスト

 エデン・アザールの実の弟、トルガン・アザールが2大会連続で兄と共にワールドカップに臨む。ドルトムントで10番を背負うトルガンのプレースタイルは、派手な兄と対照的で堅実。無理なドリブル突破やシュートはほとんど無く、どのプレーも正確にこなす。守備意識も高く、自陣深くまで瞬時に戻るなど、チームのために走ることが出来るMFだ。カタールW杯では兄弟並んでピッチに立つ機会はあるか。

ケヴィン・デ・ブライネ
生年月日:1991年6月28日(31歳)
所属クラブ:マンチェスター・シティ(イングランド)
2022リーグ戦成績:13試合出場/3得点10アシスト
代表通算成績:93試合出場/25得点46アシスト

 今や知らない人はいないだろう。ベルギーが生んだ世界最高のMF、ケヴィン・デ・ブライネが自身3度目のワールドカップに臨む。高精度のパスにシュート、さらに卓越したテクニックに相手の弱点を見抜く戦術眼と、デ・ブライネが持つ能力は全て世界トップレベルだ。特に相手GKとDF間を突く鋭いクロスは絶品。この男の右足から多くの得点が生まれる。前回大会は惜しくも3位に終わったが、今大会こそベルギー代表を優勝に導けるか。

レアンデル・デンドンケル
生年月日:1995年4月15日(27歳)
所属クラブ:アストン・ビラ(イングランド)
2022リーグ戦成績:7試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:29試合出場/1得点1アシスト

 鋭い読みと高い危機察知能力を兼ね備えるレアンデル・デンドンケルは、ボール奪取能力に長ける中盤の門番だ。フィジカルも強いためボール奪取後のキープ力も高く、丁寧なパスで試合をコントロールする。主戦場はボランチだが、ベルギー代表では3バックの一角も務めるなど、守備面で重要な役割を担っている。

アマドゥ・オナナ
生年月日:2001年8月16日(21歳)
所属クラブ:エバートン(イングランド)
2022リーグ戦成績:13試合出場/0得点1アシスト
代表通算成績:2試合出場/0得点0アシスト

 圧倒的なスケールを誇る逸材MF、アマドゥ・オナナがメンバー入りを果たした。中盤の底に君臨するこの大器は、リーチの長さを活かしてボールを刈り取る。キープ力も高く、強靭なフィジカルを活かしたボール保持から、推進力抜群のドリブルで攻撃へと転じる。機を見た飛び出しで果敢にゴールを狙いに行くこのMFは、カタールW杯で注目の若手選手の1人だ。

アクセル・ヴィツェル
生年月日:1989年1月12日(33歳)
所属クラブ:アトレティコ・マドリード(スペイン)
2022リーグ戦成績:13試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:126試合出場/12得点9アシスト

 ベルギー代表不動のボランチの1人、それがアクセル・ヴィツェルだ。優れたテクニックを持つ同選手は攻撃力抜群。積極的にゴール前まで上がってクロスに合わせたり、強烈且つ正確なミドルシュートでゴールを奪う。もちろんパス精度は抜群。広い視野を活かした長短のパスで試合を組み立て、チャンスを演出する。歴代2位の126キャップを誇るこの男は、ロベルト・マルティネス監督率いるチームで重要な役割を担っている。

ユーリ・ティーレマンス
生年月日:1997年5月7日(25歳)
所属クラブ:レスター(イングランド)
2022リーグ戦成績:14試合出場/3得点1アシスト
代表通算成績:54試合出場/5得点10アシスト

 アクセル・ヴィツェルと共にベルギー代表の中盤に君臨するのが、ユーリ・ティーレマンスだ。ワールドカップ初出場となったロシア大会ではあまり出番がなかったが、同大会以降は不動の存在に。長短の正確無比なパスで試合をコントロールし、相手DF間を通す鋭いスルーパスでチャンスを演出する。小さな体から放たれる強烈なミドルシュートは、この男最大の武器だ。ケヴィン・デ・ブライネらを擁するタレント軍団の中では目立たない存在かもしれないが、ベルギー代表を悲願達成に導くのは、この男かもしれない。

ハンス・ヴァナケン
生年月日:1992年8月24日(30歳)
所属クラブ:クラブ・ブルージュ
2022リーグ戦成績:16試合出場/5得点2アシスト
代表通算成績:22試合出場/5得点6アシスト

 18/19、19/20シーズンに2年連続でベルギー・ゴールデン・シュー(ベルギー1部リーグ年間最優秀選手賞)に輝いた名手、ハンス・ヴァナケンが30歳で初のW杯メンバーに名を連ねた。同選手の攻撃センスは抜群。相手の穴を突いたポジショニングと抜群のシュートセンスでゴールを奪う。195cmの高身長を活かした空中戦の強さは、試合終盤のパワープレーで最大の武器となる。主戦場のインサイドハーフにはケヴィン・デ・ブライネらがいるため出番は少ないかもしれないが、スーパーサブとしての活躍に期待がかかる。

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