GK:川島永嗣
【写真:Getty Images】
生年月日:1983年3月20日
岡田ジャパン成績:16試合14失点
2007年に加入した川崎フロンターレで大きく評価を高めた川島永嗣は、2008年2月に行われた東アジアサッカー選手権の北朝鮮代表戦で日本代表デビューを果たしている。しかし、その後は川口能活、楢崎正剛という偉大な先輩の壁に阻まれ、なかなかピッチに立つことができなかった。
川島は2010年の南アフリカワールドカップメンバーに選出されたが、当時の正守護神は楢崎だったので、本大会でピッチに立てる確率はかなり低かった。しかし、大会直前の国際親善試合イングランド代表戦で先発に抜擢されると、フランク・ランパードのPKを止めるなど好印象を残す。すると岡田武史監督により、本大会でも正守護神の座を託されることになった。
川島はグループリーグ初戦のカメルーン代表戦で好セーブを披露し、いきなりクリーンシート達成。続くオランダ代表戦はウェズレイ・スナイデルのスーパーゴールに沈んだが、第3節デンマーク代表戦で3-1勝利に貢献している。そしてラウンド16のパラグアイ代表戦では120分間で無失点。大会直前まで控えだった男は、終わってみれば4試合で2失点という好成績を残すことになった。