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なぜか…南アフリカワールドカップで輝けなかった5人の名手。代表から追放されたのは…

シリーズ:ワールドカップで輝けなかった5人の名手 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:ヨアン・グルキュフ(元フランス代表)

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【写真:Getty Images】


生年月日:1986年7月11日
南アフリカワールドカップ:2試合0得点0アシスト

 2006年のドイツワールドカップを最後に現役引退したジネディーヌ・ジダンの後継者として期待されていたヨアン・グルキュフ。ボルドーをリーグ優勝に導いた2008/09シーズンはリーグ・アン年間最優秀選手賞を受賞、続く2009/10シーズンもリーグ・アンのベストイレブンに選出されるなど大きな期待を背負って南アフリカワールドカップに臨んだ。

 だが、大会期間中にフランク・リベリら年長の選手から”いじめ”に合ったという内容の記事がメディアで報じられ、ピッチ外で様々な憶測が流れた。また、プレー面でも上手くいかずグループリーグ第3戦、南アフリカ戦では先発に名を連ねたが、26分にレッドカードの処分を受け一発退場に。アネルカ追放の事件をきっかけに完全崩壊していたフランス代表のグループリーグでの敗退が決まった。

 南アフリカワールドカップ後にグルキュフはリヨンへと移籍したが、ボルドー時代の輝きを披露することができず、その後のキャリアは下降傾向に。2012年のユーロ(欧州選手権)、2014年のブラジルワールドカップの代表メンバーからも落選しており、南アフリカワールドカップが最後の国際大会出場となった。


【了】

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