W杯でのプレーに影響はなし?
時折肩を気にする仕草はあったため、万全ではなかったのだろう。接触する怖さもあったかもしれない。それでもプレーのキレなどに不安を感じさせなかったのは、さすがといったところ。最後の最後で長時間プレーできたのは、選手本人にとってメリットが大きいだろう。
ソシエダは13日にコパ・デル・レイ1回戦のカサレガス(6部)戦を控えている。前半早々に負傷交代したC・フェルナンデスは長期離脱の可能性があり、シルバは足に再び違和感を覚え、スビメンディも戦列離脱とチームの台所事情は厳しいが、それでも久保に出番が回ってくることはなさそうだ。
というのも、イマノル・アルグアシル監督は久保について「W杯を視野に入れ、万が一、手が必要な場合に備えベンチに置いておきたかった」とセビージャ戦後に話していた。同指揮官が6部を相手に無理をさせることは考えにくい。
ソシエダでの活動は一旦終了と言っていいかもしれない。久保はここから、気持ちをW杯へと切り替えて母国のために戦う。
(文:小澤祐作)
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